娘(二女)が非行に走った。


それも暴走族の仲間に入り夜な夜な走り回っている。


近所迷惑も甚だしい。


母親(長女)は何とかならないかと


カウンセリングや宗教に救いを求めている。


カウンセリングでは、心理テストをしたいのだが、娘さんは怒って手の着けようもない。



宗教はと言うと


「先祖供養を真剣にしなさい」


「お墓参りを真剣にしなさい」


「お札を部屋の四隅に貼り拝みなさい」


「盛り塩を四隅に置きなさい」


「親を大切にしないからだ」


「両方のご先祖様を祀りなさい」


「親戚縁者や縁ある人を祀りなさい」


とエスカレートして何がなんだか分からなくなった。


だが娘の目つきがきつくなり悪霊が憑いているのか、家庭内暴力で母親に暴力を振るうようになり、家から出なく

なり引き籠もりになってしまった。


母親は何故…………。


「わたしはなんの落ち度もないのに」


母親は被害者のように見えるが実は加害者で、非行に走った娘さんが被害者だった。


家族構成は、


夫とは離婚して実家の近くのアパートに娘二人と住んでいる。


父は亡くなっている。


母親は年老いた母の世話を毎日している。


兄夫婦(長男夫婦)は別棟に住んでいるが、いっさい挨拶もしたこともなく、顔も見たことがなく親孝行もしない。


魂のゆくえはどこに。


人は誰でも神と誓いすべてを許し愛するために人間界に舞い降りてきた。


人は誰でも前世の生き方を知るために神と誓って誕生した。


人は誰でも前世のみずからに出会えるようになっている。


人は誰でも前世の生き方と違う生き方をしている。


人は誰でも前世のみずからに(あなたの命に出会えてありがとう)と言うために再会している。


長女と長男嫁も魂はひとつになるために再会している。


長女と長男嫁の性格は真反対になり、お互いが前世の生き方を気づくために再会し、魂を入れ替えと組み替え

をして、(あなたの命に出会えてありがとう)と言うために、兄嫁の魂を我が子二女に授けてもらい誕生した。



だが長女として母親として親孝行にうつつを抜かし、再会した前世のみずからを教えてくれる兄嫁を無視したから、


我が子二女が
「母ちゃん。前世を教えてくれている人にありがとうと言って!わたしの命を無視しないでよ」

と訴えかけて非行に走った。


だがよりによって宗教は、まったく反対な教えをするから兄嫁の魂が余計に遠ざかり、魂をひとつに結ぶことが出来ず分離を繰り返し、霊糸が切れかかってしまい引き籠もりになってしまった。


これが魂のゆくえ。


この意味が分かった長女はすべての供養や墓参りをやめ、年老いた母をも断ち切り、何度も何度も兄嫁に会い

に行くが何度も何度も拒否された。


だが(あなたの命に出会えてありがとう)の思いが実り、やがて心を開いてくれたころから二女の引き籠もりが治り明るくなった。


人は誰でも年老いる。



人は誰でも死をさけられない。



だからと言って自分だけの幸せを求めるのじゃなく、長男嫁の幸せを導けば我が身の幸せになる。


これがありがとうと言える自分にありがとう。