ありがとうは誰に言うの？
娘は先祖の里へ里帰りだよ。
息子夫婦と娘夫婦の命の絆とは？
娘さんは母親に
「別れたい」
と言えば、母親は、
「別れた方がいいわよ」
と答えた。
それは主人が毎日仕事仕事で、
休みはと言うと寝てばかりだったから。
出張も多く、月の半分以上は出張。
娘さんも仕事をしているので
母親は孫息子たちを保育所まで送り迎えと
洗濯物を取り寄せたり掃除をしてあげる日々。
毎日、孫の顔を見られるのはいいが、
ホトホト嫌気が差していた。
だが離婚を意識し始めたのは
二人目の息子が生まれてからだと気づいた。
魂の原理。
・娘さんは男の子が二人。
・娘さんは長女で独身の弟がいる。
・主人は長男で親とは別に暮らしている。
・娘さんの母親は三女で本家の兄夫婦と絶縁している。
・娘さんの父親は代々の長男。
これだけ聞けば意味が分かる。
魂は誰にも出会いたい。
出会って
「あなたの命に出会えてありがとう」
と言いたい。
だが母親はそれに気がつかない。
長女婿は母親の魂と同魂になるから、
二人目の孫息子も同じ魂。
母親は三女だから、絶縁している兄嫁と
二人目のかわいい孫が同じ魂になる。
人は嫌いな人と同じ魂を近づけ優しく怨返しをし、
嫌いな人を遠ざけて結婚の縁を無くしている。
母親の心は誰にも分からないが魂は見ている。
母親は夫の母を嫌っているから、娘を近づけて
母と同じ魂の息子の嫁が里帰りできない原理がある。
また母親が縁を切っている兄嫁と娘婿は
（前世の母と息子）
になると同時に、
息子の嫁もその兄嫁と
「前世の母と娘」
として里帰りしてくるはずなのだが……。
この意味が分かった二人は
お互いの鍵を返し合い、娘さんはパートに切り替え
主人側の親との交流を深めてみることにした。
その後、夫婦の亀裂が無くなった。
なぜ親は嫁がせた娘まで優しくするのだろう。
娘が幸せになれるのは唯一娘婿だと気づくこと。
やれやれだね。