藤本館跡(栃木県宇都宮市)
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2017/2/26(日)
【藤本館跡】 評価
別 名: 高橋城・藤本高橋城
所 在 地: 宇都宮市新里町
築城年代:
築 城 者:
区 分: 館
現 状: 宅 地
築城年代、築城者は不明である。室町時代、高橋氏が築いたともいう。
高橋高義の代に宇都宮貞綱に仕えたとされる。
天正2年(1574)3月26日、鹿沼勢(壬生氏)が宇都宮領に朝駆けし、藤本館主・高橋和泉守は大堀館主・半田藤右衛門とともに応戦。敵を50人討ち取る活躍をみせている。
飛山城主・芳賀高継は両名に対し、「鹿沼朝懸致之候處 各出合無比類相動 敵五十余人討捕候条」と感状を与えている。
高橋氏は、岩原・松原の高橋氏と共に[宇都宮の三高橋]と呼ばれていたという。
慶長2年(1597)、宇都宮国綱が改易されると、13代高橋盛綱はこの地で帰農したという。
館跡には現在も高橋氏が在住している。
遺構として土塁、深さ3m、幅6mほどの堀が良好に残されています。
宇都宮市内のあまり知られていない城館跡であるが、見事な遺構が残ることにビックリしました。訪れて損はないと思います。
(参考資料)
日本城郭体系 4 茨城・栃木・群馬県 新人物往来社