【人 人 人谷根千散策: 日本史跡研究会会長blog紹介】
2016/5/5(木) 午後 8:03
書庫日記
http://blogs.yahoo.co.jp/tsjqu183/14123855.html
先日、「毎年GWには華族旅行をしているのに何処にも行かないのは……。」と感じているであろう両親とともに谷根千(谷中・根津・千駄木)に行ってきました
NHK『鶴平の家族に乾杯』を見て、両親が行きたいとリクエストしておりまして。
東京下町の谷中・根津・千駄木界隈は大学時代よく散歩しましたが…実に二十年?ぶりに訪れました。
体調は未だ万全ではないものの、リハビリを兼ねてゆっくり散歩するのは良いことなので、AM09:00過ぎにJR日暮里駅に到着
さて、散策スタート しかし、この後余りの変わりぶりに驚きました。
学生時代、この地域は観光客なんておらず、閑散としておりました(地域住民の方々は別ですが…)
でも、近年の人気の場所になったんですねえ人、人、人。日本人だけでなく海外からの観光客も大勢
気を取り直して、スタート
● 経王寺 荒川区西日暮里
明暦元年(1655)、創建。慶応4年(1868)、上野戦争の際、彰義隊士を匿ったために、新政府軍の攻撃を受け、山門には銃弾の痕が残されています。
○ 谷中銀座 台東区谷中(3)
「夕焼けだんだん」で有名な商店街。商店街でコロッケを食べながらビール片手の観光客で溢れていまし たよ夕方には歩けない位、多くの観光客で賑わっていました。
◎指人形「笑吉」 台東区谷中3-2-6
『家族に乾杯』にも登場しましたね超人気でしたよ。初回公演に一番乗り出来たのでゆっくり見れましたがぞくぞくと訪れる観光客の方々の中には見れなかった方もいたんじゃないかな?
30分余の公演ですが、その内容にゲラゲラ笑いました
◎ 菊寿堂いせ辰谷中本店 台東区谷中2-18-9
元治元年(1864)創業の江戸千代紙の版元です。江戸張り子などの郷土玩具も販売しており、郷土玩具 を収集している某はしっかりと訪れました。
●みしま地蔵尊 台東区谷中3-7-1
昭和20年(1945)3月4日の谷中空襲によって亡くなった戦災者の供養のために建立された。
街の片隅に決して忘れてはならない戦争の痕跡がありました。
● 旧安田楠雄邸庭園 文京区千駄木5-20-18
あまり知られていない東京都指定名勝。豊島園創始者・藤田好三郎によって大正8年(1919)建てられ、
その後、安田財閥創始者・安田善次郎氏の女婿である善四郎氏が買い取った。
関東大震災・東京大空襲を免れて邸宅がしっかり残ります。
これまで数多くの邸宅を訪れてきましたが……これまで見たこともない調度品もあり楽しめました
● 旧大聖寺藩下屋敷跡 文京区千駄木3-4
池泉回遊式庭園が残され、都会のオアシスといった感があります。近所の方々の憩いの場のようです。
●岡倉天心邸宅跡 台東区谷中5-7-10
谷中銀座からちょっと入った場所にある岡倉天心記念公園が邸宅跡。この小さな公園にも多くの散策客が休んでいました。
● 全生台庵
台東区谷中5-4-7
「山岡鉄舟の墓」と「三遊亭円朝の墓」があります。しっかりと参拝致しました。
● 旧吉田屋酒店 台東区上野桜木2-10-6
台東区立下町風俗資料館付設展示場として一般公開されています。敷地内では操り人形の実演がされており、しばらくベンチに座って眺めておりました。
● 護国院 台東区上野公園10-18
ここの奉納祭り囃子についつい引き込まれました。大黒天を祀る寺院であり寛永寺の末寺です。
我々が来るまでは誰も祭り囃子聞いてなかったんですが…気が付くと多くの人々が聞きに集まってましたよ
貴重な体験が出来ました。
●森鴎外旧居跡 台東区池之端3-3-21
水月ホテル鴎外荘の建つ地が鴎外が約一年半過ごし、『舞姫』を執筆した地です。歩き疲れていたこともあって、ホテル内にある旧宅の一部を見逃してしまいました
朝から谷根千を散策し、そのままの勢いでJR上野駅まで歩き続けましたので、両親は勿論ですが…病み上がりの身には応えました
まだまだ見たい場所もありましたが……まずまずの成果ではないかと思います。
PM05:00 疲れを考慮し、人でごった返した東京から高崎に戻りましたとさ