大阪桐蔭が2度目の春夏連続優勝を成し遂げた。

これは物凄く偉大な事なのに世間では準優勝の金足農の話題で持ちきりだ。

結構なフィーバーぶりだし、マスコミもはしゃぎ過ぎているくらいはしゃいでいる。

 

読売テレビの人気ワイドショー「みやね屋」なんか特集組んで秋田空港到着風景なんぞを生中継していた、読売テレビって関西キー局だぞ、地元大阪桐蔭の快挙を真っ先に伝えるべきだろうに。

 

まぁ俺が関東人で日テレ嫌いというのもあるんだけど(あのチャリティと名乗るバラエティ番組が今週末に放映される、すでに前宣伝によねんがない、あれもちゃんと番組出演としてギャラは出てるんだからw)

 

秋田県代表は4年前くらいかな?

能代商が2勝を上げて3回戦まで勝ち上がった、それまで97年かな、ヤクルトの石川が秋田商で

2勝を上げてベスト8に(トーナメント上2回戦スタートもある)勝ち上がったのを最後に10数年間も夏の甲子園で勝利を挙げる事が出来無かった県で県高野連も関東の強豪校を招いて招待試合をしたり監督経験者などの指導者への指導など様々な事を行ってきたらしい。

 

秋田県は野球部の有る私学が2校しか無いらしい、1校は現校名が「明桜高校」昔は秋田経法大付属という強豪校が有った、昭和50年代後半から甲子園に出始めて中川投手なんかでベスト4なんて時代も有った。

 

金足農も好投手が良く育つ高校で桑田、清原の居た時代のPL学園とベスト4で激戦を演じている。

 

これだけ金足農がヒューチャーされるのは投手の吉田君が決勝中盤まで一人で投げきった事。

剛速球投手でアウトロウにキレのある速球を投げ、連続2桁三振を取り続けた事。

ただ前評判も物凄く高く今大会No1投手じゃないか、とは甲子園前から言われていた。

 

それとやはり公立高校というのが大きいんじゃないかな?

しかも農業高校、そして東北、秋田、ここいら辺がキーワードかな?

 

第1回、全国中等学校野球大会で秋田中(現秋田高校)が準優勝した事、そして第100回の記念大会で秋田の公立の農業高校が決勝まで辿りついた事、これもデカイ要因になるんだろうね。

 

夏の甲子園で公立高校の優勝って以外とあるんだよね、07年の佐賀北、96年の松山商、その2年前には佐賀商、88年の広島商、85年の取手二とか私学優勢なのは本当に昔からの事なので

優勝だけでも(あくまでも今回は夏の選手権のはなしね)15年に1度の感覚で公立校も深紅の大優勝旗を手にしている事になる。

 

俺が子供の時は池田や箕島、高知商といった処にPLや横浜などの私学が挑むというのが定番の時代では有ったが、やはりどの時代も私学が優勢で有った事は間違いない。

 

今の高校野球じたいが大阪桐蔭に代表されるように好素材を集め育てる毎年、同じ学校が甲子園で覇権を争う、こんな形が出来上がってしまった為に余計に新鮮だったのだろう。

 

次回は現代型代表校の形を語ってみたい。