光圀公が晩年を過ごされた西山荘。
自然に囲まれた、静かな場所です。
政務に追われた江戸での生活を終え、理想郷としてこの地を選びました。
田畑を耕して年貢を納め、ライフワークである『大日本史』の作成にはげみました。
光圀公の伝記のひとつ『桃源遺事』に、西山荘の見取り図があります。
山を削って平場を作り、ここに築山を作ろう、ここには滝を、
ここにはこの木を…と、光圀公がご自身でレイアウトを決められました。
まさに理想郷を作られたのですね!
西山荘は、先日の東日本大震災で被害を受け、現在復旧事業をおこなっています。
その工事の際にも、この桃源遺事のような史料の調査がとても重要になります。
人の手で書き写したものなので、本によって少しずつ精度に差があったりしますが、
そのあたりを見比べてみるのもおもしろいですよ!
なる
企画展 「七人の黄門さま」(第2・第3展示室)
期間 : 平成25年7月6日(土)~9月1日(日)
徳川ミュージアム
開館時間 : 10:00~16:00
*ミュージアムショップにてオリジナルグッズ販売中!