愛とはなんだろうか。
愛とは幻である。
形あるようで、形がない。
人を苦しめるエネルギーがある一方で、とんでもないプラスのエネルギーをも秘めている。
人を最低な苦しみを味あわせたりもすれば、人を最高に幸せな気分にすることもできる。
このつかみどころのないものは何か、
そう、それは幻なのです。
映写機に映された映画がいくら美しかったとしても、それはただの映像だ。
実体は、ない。
実体のない映像に一喜一憂するのは、むなしくないだろうか。
でも、実体のない幻だとわかった上で、その映像を楽しむのはいい。
苦しいことがあっても、それは実体のないものなのだ、と。
最後には「あー面白かったー」と我に返って、映画館をあとにする自分がいるのだ、と。
そこまで冷静には考えられないかもしれない。
せめて「この映画、どうせハッピーエンドで終わるんだろうな」ということを知っていればいい。
ドラえもんでもクレヨンしんちゃんでもワンピースでもコナンくんでも何でもいいけど、新作の劇場版アニメを観に行ったとして、主人公が最後に命を落とす展開って、あると思います?
これらのアニメじゃあり得ないですよね!
そしてあなたの人生も同じです。
あなたほどの人が、最悪のバッドエンドを迎える人生を送るなんて、考えられないですよね!
あなたが永遠を誓った愛でさえ、幻だったんです。
そう、すべては幻。
だったらその幻を楽しんでおけばいいのです。
そして、これは重要なことですが・・・
あなたは、もっとこの幻の人生を楽しんで生きる責任がある!
ってことです。
これはもう、絶対ですよ。
だって、あなたが幻の映画を作った映画監督だったとしますよね?
その映画を、観客であるあなたは、思いっきりその映画を見て楽しんだ方が、監督としては喜んでくれますよね?
そしたら、もっと面白い映画をつくろう!って、監督は思うことでしょう。
そしたら、さらに観客であるあなたは、もっともっと映画を楽しむことができるでしょう。
ちなみに、ここでいう映画監督とは、「神」ともいいます。
神様に愛されるためにも、このつかみどころのない幻の世界を、思いっきり楽しむ必要があるのです。もはやそれは、あなたの義務もあるのです!
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