秋も深まってきました。こんなときは日本の
伝統芸能である能楽などを鑑賞してもいいのでは。
能楽は江戸時代は一般庶民の楽しみではなくて
大名だけの楽しみでした。式楽といって石高
10万石以上の大名のみが観世太夫や宝生太夫などの
芸能人を抱えることができたのでした。
能衣装などをシテが身に付けて登場する本舞台は
限られた裕福な大名だけに許されていたそうですね。
それ以下の大名は仕舞とか謡の稽古はできたようです。
そんな理由からでしょうか、一般の庶民はというと
歌舞伎を楽しんだようです。
道理で歌舞伎の演目にお能の演目からとったものが
おおいわけです。
秋の夜長に「羽衣」などを鑑賞するのもいい時間
になると思いますよ。