「あなたとはもともと


ひとつだった気がする」


結ばれた日も


少し間の空いた


今も



二人で映った写真は


あんまり無かった


あなたが撮った


私の写真ばかり



こんな笑顔


誰にも見せたことないわ


夏の終わり


蝉は静止してる



似合うと言ってくれた


あの帽子


久々にかぶってみたけど


全然似合わないじゃない



その優しさは


私をゆっくり締め上げて


途端に涙目になる


戸惑いの後ろ姿



もういいと


何度言っただろう


いつもの最後


本当の最後



私たちは


多分ひとつだったのよ


でも


今は違う