洗礼を受けた日が誕生日とも限らないし、ワーグナーみたいに産まれてから洗礼を受けるまで、随分と長い日数をあけているケースもある。
ベートーヴェンの洗礼日は1770年12月17日ですが、もしベートーヴェンを産んだ母親自身が新生児のルードウィヒを抱え、協会まで足を運んで洗礼を受けさせたとしたら、私の見解ではベートーヴェンの誕生日は12月15日か12月14日辺りではないか？と思います。
ベートーヴェンの母親は信仰心が深い方でしたので、すぐにでも洗礼させたい思いに駆られるのは当たり前だと思います。
しかし、出産したばかりの身体に大きな負担を抱えた女性がすぐに歩けるようになるのでしょうか？
母親自身が、幼いルードウィヒを洗礼させたとすれば、12月16日はあり得ないと思います。
新生児を抱っこして、ある程度歩けるようになるまで2日はかかるんじやないかな？
仮に産まれたばかりのルードウィヒを父親か祖父が洗礼受けさせたとすれば（出産してまもない母体を気遣って）洗礼受けさせた日は12月16日になるかもしれないし、12月17日になるかもしれない。
確かに、ベートーヴェンの実の二人の弟も産まれてから洗礼を受けるまで早かったことは確かです。
でも、母親がルードウィヒを出産したのは初めての体験で、それなりに母体への負担もあったんじゃないか？
と、私は考えてます。
ベートーヴェン本人は、御自分の誕生日を12月15日に祝っていました。
私も初めは12月16日かな？と考えてましたが、ベートーヴェンの家族の身辺整理を考えたら洗礼日の当日から1日空けて、15日か14日に誕生されたのではないかと思いますね。
あくまでも母親がルードウィヒを洗礼受けさせた場合の見解になりますけど。
