5月4日晴れ  昨日に続き 延岡市の祝子の宿

 

5時起床 5:30分食事 6:00出発の予定だったが

早めに朝食をお願いして 宿を5:40分出発

 

もう早朝から車の音がして 登山口の駐車スペース確保が

困難に思え 早めたのだ

 

 

登山口から和久塚尾根経由 山頂 小積ダキ 象岩 坊主尾根

を下り 大崩山荘経由で 登山口  下山予定 15:30~16:00

周回登山の計画だ

 

                        グリーン色のルート部分は周回組のルート

 

祝子川に架かる橋の手前の  登山口前には既に満車状態

 

林道を更に登って行き  橋を渡った直ぐ奥に  

やっと2台停めれる  スペースを発見  駐車完了

 

登山口まで徒歩で戻り  メンバーと合流

 

6:03分  登山開始

 

標高差15mほどの急坂を登りきると 大崩山荘(無人小屋)迄

小さなアップ・ダウンはあるもののほぼ横ばい状態で登って行く

 

山荘前の 坊主尾根への分岐前で 小休止

 

 

この先も 一枚岩の上をトラバース  (笑)

 

 

この後 河原に出て渡渉開始

 

この場所の渡渉は毎年雨で変化し 今年は少し渡り難く成っていた

 

後は  何処でも在るような登山道を登って行く

 

急坂が出てきて登って行き  乳房岩などが出てくると

和久塚岩峰群のお出まし

 

和久塚尾根分岐を左折して 急登を登る

 

登山道に架かったロープを掴み 樹を掴み高度を上げて行く

 

この急登がやがて終わる頃  メンバーの一人が足を滑らせ

左肩を脱臼する

 

 

何とか自力で 袖ダキ広場まで登り上がり 大急措置を取る

 

脱臼は素人で挿入すると悪化の恐れがあるので痛み取りと固定を

中心に措置をする

 

本人の了解の元に痛み止め錠剤を飲ませ・ロキソニンテープを張り

キオシネテープでテーピング  そして三角筋で固定する

 

今後の行程をリーダー・サブリーダーの5人で協議

 

・和久塚尾根の渡渉より坊主尾根の渡渉の方が容易い

最悪 林道へのエスケープルートも在り 山頂を諦め

周回ルートを取る

・二次災害を防ぐため 負傷者をザイルで確保して行く

・荷物はサポートに着くメンバーに分散させて担ぐ

と決定

 

私がフアストエイド道具を収納しているうちに メンバーが出発

 

せめて  和久塚の鋭鋒をと記念に撮ったのがこの写真

 

バタバタしていたので一番ハイライトの記念写真は写せなかった

 

 

この場所は  山頂より低いので  

あけぼのつつじはわずかに残っている状態だ

 

 

 

目の前には  大きな一枚岩の山  小積ダキの岩峰が聳える

 

慌てて  メンバーの姿を追う

 

ハーネスにザイルを結び 安全確保して 負傷者とサポートメンバー

リーダー・サブリーダーを含む5人の行動が遅れるので

山頂には行かず別行動

 

山頂組は8名に2名のサブリーダーを着けて 二班に分れて行動だ

 

山頂組と途中で別れ  私は当然サポート組

中和久に行かない分  サポート組が先に上和久到着

希望者だけ  上和久の岩峰に登り上がる

 

降りてきて 昼食開始

 

11:17遅れて 山頂組も登って来た

 

同じように 岩峰上まで登り上がり 同じく降りてから食事

 

あけぼのつつじを見ながらの昼食  そよ風も吹き抜け  心地よい

 

 

この辺りには  花着きも良い

 

 

11:54 山頂組と 周回組とに分かれる りんどうヶ丘分岐

 

犯人の前後にザイルとシュリンゲで護送状態のメンバー

 

山頂組に別れを告げ りんどうヶ丘へ進む

 

 

途中でも ピンクのあけぼのつつじが満開状態

 

 

やがて りんどうヶ丘に到着

この山で唯一 テントが張れる場所

 

大きな岩の突端まで進み中和久の雄姿を眺める

本来なら あの岩を登って来るのに 少し残念な気持ちが湧く

 

 

この上部にある上和久も眺めて 下山を急ぐ

 

 

小積ダキの岩峰に立ち 目の前にある  象岩を眺める

山頂組は未だ来ない

 

 

前の大岩  よく見ると  小象が座り込んだように見えるので 象岩

 

赤いラインの様に この象岩の足からお尻にかけてのトラバース

落ちたら確実に天国へ (笑)

 

鎖は掛ってはいるが 片手でのトラバース  一抹の不安が脳裏をかすめる

 

 

幸いにもハーネス持参していたので シュリンゲとカラビナを使い

確保しながら何とか通り抜けた

 

ご存じのように 岩場 岩場のこの山  梯子が50基以上出てくる

 

前後にテンショウンを掛けながら 無事下山

 

渡渉もこちらの方は予想通り 楽勝

 

下山予定 より1時間遅れ16:30 到着

 

山頂組は 遅れる事30ほどで 16:59に到着

 

 

各車に乗り込み  今夜の宿へ向かう

宿に戻り 早速温泉へ

 

負傷者には 風呂に入らぬように指示したが シャワーだけでも浴びたい

と言われ 自己責任でと許可を出す

 

宿に戻り病院へ行くのとも検討し電話を掛けたが

生憎の GW殆ど休業 救急当番医も 18時迄との事

 

帰宅後  速やかに病院へ行く事にした

 

宴会こそはしなかったが  やはり  飲み会は開催された

 

明日は6:00起床 7:00出発  二つ岳に登る予定

 

負傷者は 登山口で 車の中でお留守番と約束させて 眠りに着いた