10月7日 曇り後晴れ  強風

 

懸念された台風の影響は 深夜通り過ぎ

小屋の周りの林をかき鳴らし 通り過ぎていた

山荘の周りは 落ち葉が少し増えている程度

 

山行タイム

青苔荘 7:00 7:07 白駒荘 7:16 高見の森標識 07:29

高見石小屋 08:04 (高見石頂上 8:10 8:15) 小屋発 8:25

中山峠分岐 8:35 丸山山頂 8:48 8:52 丸山の森標識 9:25

麦草ヒュッテ 10:39 11:10 タクシー ~ 蓼科山7合目登山口 12:00

自家用車で 唐沢鉱泉へ 途中 燃料入れと蕎麦屋で食事 鉱泉到着 14:15

 

本日も 6時起床の6時半出発の予定だった  

食事時間の前 小屋主と会話

 

「台風の影響は無いが  台風の余波で本日は風が強い」

「高見石の上や 天狗の山は危険なので避けた方が良い」

等情報を呉れたので  状況確認の為  高見石小屋まで

計画通り 登って行き 山頂で風を体感して決める事にする

 

 

やがて 食事の案内があり 昨日の通りの席で朝食開始

 

今朝のメニューも 大変美味しい

 

 

朝食を済ませ  登山装備に身を包み 玄関先に集合

 

女性陣は 昨日 入浴を優先したので 白駒池の紅葉を見せる

 

 

湖畔で  記念写真を撮って  出発

 

 

昨日の往路を少し戻り 左折して 林の中 白駒荘へ向かう

 

 

樹幹越しに 駒が池が覗かれる

 

 

未だ 朝早いのか 山荘の前は静かな佇まい

我等メンバー が 黙々と進む

静かな林の中  朝靄がたなびく

 

 

ゴツゴツとした 石畳状の登山道

突然前方が明るくなり  小屋が出てくる

 

高見石小屋だ  右手背後に 大きな石の山頂が見える

 

 

小屋の脇に  荷物をデポし  岩場に取り着く

風も  心配するほど吹いていない

 

時折  突風が吹き抜けるので  下りには注意が必要だ

 

 

しがみつく様に 慎重に岩場を下って行く

 

下り終えて一安心

 

 

小屋の前で  今からの計画を確認

「折角 小屋のご主人のアドバイス 今回は丸山経由で

麦草峠への エスケープルートで下ることにする

 

サブリーダーのみ 「天狗岳縦走の当初のルートを行きたい」

と申し入れがある

 

サブリーダの 技量と経験を考慮して 唐沢鉱泉での合流を許可

 

残りのメンバー6名でなら 

なんとか 私一人でも 下山させられるので OKを出したのだ

 

暫く登って行くと 渋御前湯への分岐 右に取り  丸山へ

 

 

もう  周りは苔むした シラビソの林で 苔がビッシリと付着

 

 

林に囲まれた  静かな佇まいの丸山山頂が出てきた

 

 

 

 

本日の  メイエヴェントはこれで終了  一安心

 

林の中は  しっとりと霧が流れてゆくだけで 風は無い

 

 

丸山山頂を後にして  がれ場の登山道を下って行く

 

この3日間  まともな土着きの登山道は殆どない

ガレ場の登山道ばかり (笑)

 

ここでも 苔むした林が続く

 

苔を寝床に  ゴゼンタチバナの群落がある

 

 

やがて 登山道の角度が緩むと 歩きやすくなる

 

 

そして 自動車の走る音が聞こえてきた

麦草峠に到着

 

 

目の前に  昨日 ヨレヨレになって下って来た あの場所 (笑)

 

 

玄関脇の  可愛い紅葉

 

一つの株で  緑・黄色・赤 色とりどりに 紅葉が進んでる

 

 

ここで  事件が (笑)

 

山小屋への電話が通じるので 安心した

 

この場所まで  タクシーを呼んで 蓼科山7合目登山口へ

車を取りに行く 目論見が崩れたのだ

 

目の前に 携帯電話を掛けている人がいたので

安心して掛けたが 不通

 

ドコモだけは 靴置き場辺りで使える時もあるとの事だったので

試してみるが やはり  不通

 

最後の手段

「恐れ入りますが」と丁寧にヒュッテの人に頼みこむ

「有料で構いませんので アル○○タクシーで

タクシー二台呼んでいただけませんか?」と頼み込む

すると 「はい  解りました」と言いながら

先ほどの 登山者が使って居た携帯電話を使わせてくれた

多分 パソコンのWIFI電話か 有線電話の子機と思われる

 

タクシー会社の配車係は 「三連休で車が出払い

何時になるか解りませんが お待ちできますか?」と聞いてきた

 

計画外の行動なので 時間にはゆとりがある

 

即座にOK  暫く ヒュッテでコーヒーを飲もう (笑)

 

コーヒーを飲み終えても車は来ない 

 

記念写真を撮りながら付近を散策

 

 

青い空に  白い雲が湧き上がる高原の景色に 感動!

 

40分後位経って  タクシーがやって来た

 

 

車窓から  紅葉まっただ中の景色を満喫しながら

別荘地帯を抜け  北横ケーブル駅を抜け

 

 

白樺の付近も抜け 国際スキー場のリフト下を廻り

蓼科山 7合目の駐車場に到着

 

素早く  登山装備を解き 乗車

車を  唐沢鉱泉へ向かわせる

 

燃料計を見ると 既に残量は1/4程度

スタンドを探しながら 向かう

 

スタンドは白樺湖付近で在る積りだったが 進路と反対方向側

茅野方面へ下って行くことにした

 

だが唐沢鉱泉への分岐地点までスタンドは無かった

途中 1か所在ったが 休日で閉店

 

茅野市外れのスタンドで 燃料を満タン 今夜の宿へ向かう

 

麦草峠で天候の回復の兆しも見えていたが

次第に雲が多くなり  折角の 北八ヶ岳山並みが消えそう

 

見える内にと  車を降りて  記念写真を撮る

 

 

頭上は明るいが 次第に今にも降りそうになって行く

 

 

車を走らせて行くと  再び  晴れてきた

今度は  南八ヶ岳方向だ

 

突然  道路左手に  蕎麦屋の看板

 

行動食にも飽きた来たので「 蕎麦でも食べてゆきませんか?」と

メンバーに 聴いてみる

 

即座に 「賛成!」の声

 

 

駐車中の車の前方へ  車を止めに進む

 

そして  蕎麦屋の前迄戻ると 収穫前のソバ畑 

 

昨夜の強風になぎ倒されている

 

 

反対の  ソバ畑には少し遅れて  ソバの花が咲いている

 

 

未だ冷めやらぬ台風の影響 

写真の合間でも ソバの花は揺れ動く(笑)

 

 

韃靼そばだろうか 赤い花を着けている

 

 

蕎麦を食べて  メンバーを ソバ畑に案内

 

 

思いがけない 秋空のソバ畑の景色に大満足

 

 

再び  別荘地帯を潜り抜け 唐沢鉱泉に  到着

 

すると 我が サブリーダーが待っていた

 

風の状況を聞いてみると

 

「別れてから  ガスと風の影響が強く 景色は何も見えなかった」

「尾根縦走時も東西天狗岳の下りも  大変風が強かった」との事

 

やはり  エスケープルートを使ってでも降りた事が正解みたいだ

 

鉱泉に到着した時には  青空が広がっていた

 

夕食時間には未だ早過ぎる

 

取り敢えずは  恒例の  「乾杯!」

 

飲み放題の  払い放題

生ビールが 文字通り  泡と消えてゆく(笑)

 

 

話も 一段落 夕暮れ時となったので 夕焼けを見ろうと

テラスに出ると

 

本当に 山火事のように西の空が 真っ赤に燃えている景色

 

 

ピンボケだが  山荘のテラスも真っ赤に燃えてる紅葉

 

 

夕食の時間到来

気配りの良い  豪華な夕食

 

小屋食に慣れた 我々には 感激の一言

 

 

今夜のメニュー

 

 

そして  従業員総出で収穫した てんこ盛りのキノコ汁

大変美味しく頂いた

 

 

今回の縦走最後の晩餐? 

苦労話に花が咲き

遅くまで 食堂にて 談笑して過ごす

 

 

明日も 6時起床 出発 7時と宣言して 部屋へ

 

部屋でも  宴会が続く

 

次回  帰途編に続く

 

長々とお付き合いに感謝!