8月18日 晴れ

いよいよ 小屋を離れ 立山登山開始の日

日の出前に小屋を出て  広場で朝焼けの観賞

 

次第に空は赤みを帯びて  輝きだす

小屋の前広場は ご来光を見ようと大勢の人が起きてきている

 

すっきりと晴れ渡る空の  遠くに 槍ヶ岳や富士山も見える

 

 

 

ズームアップして見ると 赤く染まった空に 穂先も赤く染まっていた

 

 

一通り ご来光を観賞し 小屋に戻って  6:00 朝食を摂る

心配していた  高山病には全員患ってはいない

一安心

高山病対策の一つとして 炭酸飲料の禁止(勿論ビールも) (笑)

 

朝ごはんの折 全員に聴いてみる

 

「頭が痛いとか フラフラするとか 吐き気がするとか 生欠伸が出てくるとか

ありませんでしたか?」

 

すると「私だけかと思っていたら、 皆さんもそうでしたか」

と口々答えが返ってきた

 

しかし  現在は異常ないとの事で一安心

 

 

一の越山荘前に 7:00 集合

 

一路  雄山山頂を目指して  登山開始

登山道には多くの登山者が 既に登って行ってる

 

山行タイム

山荘前 7:00 雄山神社 8:30 9:00 大汝山 10:06 富士の折立 10:58

真砂岳 12:10 12:35 内蔵助小屋入り 13:00

 

 

登り始めると小さな5歳くらいと4歳位の登山ファミリーが先行する

途中で 小さいほうの子供がぐずりだす

必死に励ます お母さん

 

良くガンバッて登ってきたねと  孫の様な感じで励ます我がパーティ

何とか機嫌を直して  今度はスイスイ登り始めたので一安心

 

今度は 我等のパーティを 心配して声をかける

 

「通常は一時間程度ですが二時間を予定しているので

のんびり登りましょう」と声を掛けて励ます

 

何とか 雄山神社広場まで登りあがる

一時間半ほどで登りあがったので これから先の行程も心配ない

 

真っ青に広渡る 神社前広場で 少し休憩して

参拝申し込みを行う

 

記念写真を撮り 受付完了

 

 

飛行機雲の航跡だろうか

祠の上に  真っ白な雲で 「ここが奥の宮の祠です」と教えてくれるようだ

 

 

広場で 先に登っている参拝者の下山を待つ

 

 

以前は 平坦な社務所で執り行われていたが

今年からか 山頂の祠の前で行われている

 

我等の番が到来 指示に従い  祠の前に登りあがる

 

 

社務所内では撮影禁止だったが 今年は 撮影OKだった

 

宮司が祝詞を上げ 神妙に頭を垂れる

 

参拝を終え  三角点のある標識も撮影OK

 

 

 

祠も撮影OK

 

 

参拝を終え  30分後に登山開始

大汝山へと向かう

 

がれ場を下り  登り返すと  程なく 山頂に立つ

本日  二座目の 3000m超えの山頂だよ

 

雄山 3003m 大汝山 3015m 万歳!  (笑)

 

 

再び  登山道に戻り  北上

尾根道を進む

両サイドは大きなカールで削られた谷が迫っている

 

 

 

遠くに見えた  富士の折立も 次第に近づいてくる

 

 

立山リンドウか?  紫の可愛い花が岩陰に咲いている

 

やがて 大汝山休憩小屋が出てくる

大ぜいの登山者が憩うっている

 

がれ場の登山道を下り  再び登りあがると 富士の折立の肩に着く

 

ここは  岩場を登りあがるので 休憩し 希望者のみで登る

 

岩を掴み 山頂に登りあがると 

後方には今しがた登ってきたばかりの 雄山・富士の折立が

遠くに見える

 

 

涼しい風が吹き抜けてゆく

 

山頂部は岩塊の山だが登りやすく 展望抜群!

標高は  剣岳の同じ 2999m

 

私だけ 背後の岩塊の頂に登りあがり 3000m超えたよ(笑)

 

 

少し下って  富士の折立の雄姿を  振り返る

 

あの山頂の岩塊の  トッペンの岩先に登って来たのだよ

 

今にも崩れそうな岩場ですね (笑)

 

 

慎重に下ってくるメンバーを待つ

 

 

下るに従い  右手に  雪を抱えた渓が出てくる

 

内蔵助カールと呼ばれる 雪渓だ

 

鞍部まで一気に下り  長い坂道を登りあがると

雷鳥沢へ下る  分岐がある

道なりに直進し  平坦な場所まで登りあがると

背後には  富士の折立が見え 

最先端には雄山の山頂祠も眺められる

 

 

ケルンの前で 小休止

休憩して 行動食を摂る

 

 

休憩後 鈍頂の奥にある 真砂岳山頂標識の前で 記念写真

 

背後には後立山の山並みが広がる

 

 

 

写真を撮り終え  坂道を下って行くと 右手に赤い屋根

 

内蔵助小屋が目に入る

 

別山分岐をやり過ごし ドンドン下って行く

 

13時  小屋入り

 

荷物を部屋に置き 散歩開始

 

小屋の前で  記念写真を撮り終え  裏手の 展望台へ 周る

 

 

 

 

夕焼けと 朝焼けの 写真を摂る場所の下見だ

 

下見を終え  部屋でマッタリと夕食時間まで過ごす

 

やがて 五時半の食事時間の到来

 

今日も  禁酒 (笑)  でも隠れて飲む分は知らぬ顔

 

上品な味で 皆さん大喜びしてました  夕食

 

年寄りには  丁度良い 食事でした

 

 

一応  食堂では  お茶で  乾杯 下山後まで  禁酒

 

でも  部屋に帰って  焼酎を一杯飲んで暫く  過ごす

 

 

やがて 夕日近小の時間が到来

 

小屋の外広場に集合

 

夕焼け前の青空に  アルファベットの  Z と L の文字が浮かぶ

 

皆さん  解りますかね

 

すると  脇にいたメンバーが 口を広げて襲いかかる魚にも似ていると

言われた

 

 

およそ 十分程すると 背後の後立山の 鹿島槍ヶ岳や白馬が焼けてきた

 

 

富山湾に夕日が落ちて来る

 

 

いよいよ  赤く燃えてくる

 

 

 

みんなのお顔も 真っ赤っか

 

 

雲海も  静かに浮かび  五竜岳付近では滝雲になって流れて行く

 

 

いよいよ  焼けてくる空

 

 

小屋の南側に周ってみると  真っ赤に焼けだした 富士の折立

 

 

そして  少し寒くなって来たので 部屋に戻り 最後の夕焼けを眺める

もう 太陽は無くなって 夕焼け雲だけが 一段と輝いていあた

 

 

この調子だと  明日のご来光も楽しめそうだ

 

部屋に戻り  明日の支度を終え 9時消灯

眠りに就く

 

こうして 登山一日目は終えることが出来た

 

次回 下山編に続く  これからも宜しくお願いいたします