※私は特別養子縁組でここで書いている「母」は「養母」を指しますが、特に特別養子縁組関係ない記事です。※

 

私が自分の母を見て

「この人は幸せではないのだ」

と知ったのは小学6年生の時でした。

 

「離婚したい」という想いを漏らした後で、おそらくフォローするように「あなたがいるからそんなことはしないから、大丈夫」と言った母。

 

しかし、残念ながらそのフォローは私にとっては真逆の効果を発揮しました。

「私がいるから母は逃げ出せないでいる」

私はそう理解しました。

 

私にできないことがあって父に怒られると、怒りの矛先がいつも母に飛び火していました。

父が怒った時の母への口癖は

「お前の育て方が悪い」

でした。

 

しかも、父が働いていてほとんど家におらず子育て全般を母がしている状態ではなく、

父は私が小学3年生の時には仕事を退職していたので24時間家にいる生活をしていました。

つまり、子供と一緒にいる時間は父も母も同じでした。

 

それでも毎度母が叱られていました。

そして父が寝てから、母はよく泣いていました。

 

結果、私は

「自分が失敗したり、できないことがあれば母が叱られてしまう」

と小さいうちから刷り込まれました。