「イヤイヤ」は自己主張です。
つまり、自我が芽生えた瞬間から人間みんなイヤイヤ期です。

今までの人生で、人から言われたこと、されたことに対して、「嫌だ」と感じたことは数えきれないほどあると思います。

人間何歳になっても、自分のwantと周囲のwantが異なることはいくらでもあります

要は、「嫌だ」と感じた後にどんな行動をするかです。
・言葉で意思表示をする。
・うまい双方の妥協点を見つける。
・しぶしぶ言われたとおりやる。
・etc…

私は小食なのですが、高校生の時にがっつり三食出てきて残さず食べないといけないのがまぁまぁ苦痛でした。
私は、養親との関係悪化が面倒なので死ぬ気で詰め込んでいました。

それがもし、小さい子であれば、「そっぽをむく」だったり「スプーンを投げる」だったり、「お皿をひっくり返す」だったかもしれません。

私は大学生になって一人暮らしになった途端に、自分が食べたいときに食べたい量だけ食べる生活になりました。
それは1人暮らしの特権です。

たとえ家族であれ、立場や感じ方が複数人が一緒に暮らすと、お互いに譲り合って、主張しあって、どこかで折り合いをつけていくしかありません。

小さいこどもだからイヤイヤ期なわけではありません。
その小さい子が考えていることは、私たちが普段考えているようなことと大差ありません。
お父さんも、お母さんもイヤイヤ期です。

食べない子供もイヤイヤ期。
食べさせたい親もイヤイヤ期。

(たとえそれが子供のためを思ったとしても)
 

そう思うとすこーし楽になったりしませんかね?

子供たちはその年齢でできる唯一の手段で自分の意思表示をしているにすぎません。
その意思表示の結果、親がどういう気持ちになるかは伝えていいと思います。

「頑張って、〇〇ちゃんが元気になるために、つくったのに悲しいなぁ。」
のように気持ちを伝えるのはOKです。(感情的なワードはNG。一回整理して、「きもち」の言葉にまで落とし込んでから伝える。)

それを少しずつ理解していけば、子供も、伝え方を変えていったり成長できます。
自分の中で抑え込みすぎずに、自分の存在や想いを拒否されていると自分を責めないように適度に周りに吐き出せるといいですよね。