私は大学生の時に子供(特に娘)が欲しくてたまらない時がありました。
「血縁」について執着がすごかったからです。
当時は、娘が高校生になっても大学生になっても恋愛相談をされる父親になることを目標に掲げました(笑)
先日の記事で自分にもしも息子ができたときに、「性」についてどのように伝えるかについて書きました。
では娘の時はどうでしょうか?
考えてみました。
正直なところ、知識面や経験談に基づくアドバイスについては、母親から話した方がいいことの方が多いと思います。
が、一任はだめだと思います。
「性」についての問題点の一つは、家族の話題としてタブー視されてしまうことです。
大きな問題だからこそ、相談しやすく、家族同士頼りやすい環境を作るためにも、家族の性別関係なく、しっかりと対話はしていくべきです。
子供を育てる・養うということが自分やパートナーの人生にどれだけの変化をもたらすのかについて、対話することは必要だと思いますし、家族全員で話すのが望ましいと思います。
兄弟がいれば兄弟もまとめて話すといろんな考え方が出てきて面白いと思います。
異性の家族、年齢が違う家族、それぞれ別の環境で生活している家族がそれぞれの意見を話してみるのはいいと思います。
息子相手でも同じですが、こういった対話において、目指しているゴールは親の価値観やルールの押し付けや答えへの誘導ではありません。
自分の頭で考えて、自分なりの答えにたどり着ける場を設けることです。
もし私が自分の中の価値観や正義を押し付けてもいいのなら、以下のような条件を突き付けてしまいます。
・社会人になるまでは同棲はしてはいけない
・同棲を始める前に相手私のもとに連れてくること
・性交渉は20歳超えるまでしてはいけない
ほかにもたくさんルールを突き付けたい気持ちはどこかにあります。
しかし、私が思うほど自分で判断できない子供かどうかわかりません。
高校生の段階で立派に自分で考え、自分で判断できるようになっているかもしれません。
むしろそれが理想です。
自分に関係のあるリスクもしっかりと理解して回避できるかもしれません。
そんな子供に、私のエゴを押し付けて、自由な人生を奪うことはしたくありません。
私は、信頼されて恋愛相談をしてもらえるような父親になろうと思いました。
自分の大事な人を紹介したいと思える父親になりたいと思いました。
ルールでがんじがらめにするよりも、信頼関係の上で困ったときや傷ついたときに頼ってもらえる関係のほうがお互いにhappyです。
そして、私は「お父さんより優しくて、お父さんよりも君を愛してくれる人を見つけなさい」と自信持って言えるような父親になりたいと思います。
自分が立派な(堅苦しいだけではもちろんダメ)人間であればあるほど、娘の中のハードルが上がってくれるのなら万々歳です。
本題に戻ると、自分の娘がちゃんと考えたうえで、本当に大事だと思える人とであれば本人の意思を尊重します。
親ができるのは、本人の意思を制限し、コントロールすることではなく、その本人の意思の根源となる価値観や思考能力を小さい時から育てていくことだと思います。