さて早速、前回の記事を踏まえて、自分が父親だったとして、息子にどう「性」について伝えるか実際に考えてみたいと思います。

性の低年齢化?と言われていますが、私は中学生くらいから伝えていかないといけないのかなと思います。
一個前の記事で書いたように、私が重視したいのは想像力です。
思いやりと人生設計に関する想像力。

これは正直、どれくらいの年齢であっても、気恥ずかしさなく話せると思うのです。

前の記事で話したように、私は自分が男であることを恥じています。
しかしそれを子供にまで伝染させるような伝え方だけはしないように注意が必要です。

息子の成長に応じて、「責任を取る」が具体的にどんなものなのか一緒に考える時間を持ちたいと思います。

この記事を見た親御さんは自分のお子さんに聞いてみてください。
とんでもない答えが返ってくるかもしれませんが、怒ることではありません。

現時点で想像が足りないのであれば、これから補えばいいだけです。

私は一人っ子として育てられましたが、なぜか、お付き合いする女性と妹や娘のように接してしまったりします。
しかし、それは男性側から見て、パートナーにも、その人を愛して育て、大事にしている人たちがいることを想像できることにほかなりません。

女性とのかかわり方云々までは正直似ないでほしいですが、そういった、パートナーだけでなくパートナーの女性を大事にしている人の想いまで想像できる男になってほしいなとは思います。

また、知識面で言うと、避妊法は学校で教わるとして、それ以上に女性の生理と妊娠やそれによる心身への負担、についての知識のほうが実際にお付き合いしていくうえで大事な気がします。
私も想像していた以上に過酷なもので、かつ、個人差が大きいことを大学生の時にお付き合いした女性と暮らして初めて知りました。

こういった知識は男にとって知る機会が少ないです。(女性家族が少ないとなおさら)


私の体感ですが、女性の中には「今日生理だからだるい」といったことを学校で公に言う人も何人かいると思います。(近年増えてきた?)
そういった人を冷やかしたりしないためにも、学校であえて言葉にしたり、口に出さなくていいので、ただ性的な関心とは区別した、知識として知っておきなさいと伝えるかなと思います。

最後に、衝動的な行動を抑えるような習慣をつけるように教えると思います。
性に関すること以外でもそうですが、欲や激情に任せた行動をして良い結果を生むことは少ないです。
自分の中の欲→行動、ではなく、欲→思考整理→行動ができるように癖をつけてほしいと思います。
そのために、感情の言語化と分析、衝動の原因となる気持ちの細分化ができるように日常生活の中で親子で練習しておくといいなぁと思います。
小さい時からそういった対話方法を子供としておきたいと思います。