私がキャンプのボランティアをしていた団体は、こどもにとっての「あそび」を大事にしていました。

初めてボランティアに参加した年、事前に研修があってその中で「あそび」や子供とのかかわり方について学んだ。

以下、団体の紹介文から引用

遊びを通して、自由に感じ、考え、「~したい」と思ったことを実現しながら、時間や空間、感覚やきもち、思い出を他者と共有し、自分の感性や感情を尊重される体験をともに重ね、社会的養護を経験した子供たちのこれからを支えていきます。

子供は大人が想像しないものを、想像しない方法で使って遊んだりします。
大人の想像を超えた危険を冒し、想像できない感想を抱き、大人が他愛もないと感じることが大事な思い出になったりします。

大人は親子であっても子供をすべて理解できないことを忘れてはいけません。

子供とあそぶ際、子供主体であることを忘れてはいけません。
「何してるの?」と聞くばかりではなく観察も大事です。
必ずしも何かしようと目的を持って遊んでいるとは限らないから。

手伝ったり、何かやってあげる前にまず観察。

うまくいかなくて困っているのか、挑戦しているのを楽しんでいるのか、などを感じ取りましょう。

もしうまくいっていなくても、大人のほうからガンガン手伝わなくてもいい。
一人遊びに熱中している子に、みんなと遊んでおいでと言う必要もない。

大人が子供にしてあげられるのは、子供がやりたい、感じたいことをより安全に実現できるように陰ながらサポートすることです。

本気で子供を尊重しながら「あそぶ」と、難しさが分かります。
大人が子供の気持ちを置き去りにして遊んでしまうことだって日常茶飯事です。

こどもがやりたいようにいろんなことを感じる経験をさせてあげること。
そして、子供の後からついていってそのサポートを全力ですること。

子供が感じていることを大人も一緒に感じること。(逆にならないように)

「あそび」
それは子供にとって人生の土台です。
子供自身が作っていくアイデンティティでもあります。
それだけデリケートな経験。
うまくサポートしてあげられるような大人になりたいものです。