4月10日に行われたフランス大統領選挙の第一回投票の結果は予想通り、現職エマヌエル・マクロン大統領(27.8%)とマリーヌ・ルペン国民連合(RN、23.1%、2018年に国民戦線FNから改称)代表による、二週間後の決選投票となった。

 

 

4月24日に決選投票。

 

普通なら、左派から中道を中心に取り込んで、マクロン氏の楽勝なのでしょうが、インフレの高進や移民問題で、意外と接戦模様のようです。

 

ルペン候補は、EU脱退のほか、NATO脱退を公約にしてます。

 

ルペン候補が勝つと、

ウクライナ紛争のさなか、NATOの崩壊につながるかもしれません。

 

 

我々世代(50代後半)は、グローバリズムは、善だというふうに教え込まれてきました。

 

学生時代には、伊藤元重氏(当時は、東大助教授)の国際貿易が生協で売れてました。

経済学部に在籍していない私も読みました。

 

 

それぞれの国で生産性の高いものををお互いに貿易すると、WINーWINの関係になれる旨を論理的に書かれていたと記憶しております。

 

現在、起こっていることは、

〇グローバリズム(国際貿易が盛んになるというモノの流れだけでの観点)だとその流れに乗ったものだけが豊かになり貧富の差が広がる。

〇効率だけで、世界分業体制を構築すると、今回のコロナ禍のようなことで物流に問題が発生すると供給側に問題が起きて、思わぬ物価高のような弊害が発生しやすい。

 

 

4月24日、今度の日曜日のフランス大統領決選投票の結果は、注目ですね。