数年前に放送したWOWOWのドラマ「推定有罪」を観ました。




12年前の少女殺人事件で12年間投獄されていた男が冤罪だった。徹底した取材のうえ犯人だと確信していたとはいえ冤罪に導いてしまう記事を書いてしまった週刊紙記者、無実の男を嘘の自白に追い込み刑務所へ送り込んでしまった刑事。

娘を失った悲しみと怒りに苦しみ続ける被害者家族、そして世間から迫害を受け続けた加害者家族の12年間。




第一話から第五話まで、冤罪のこと、被害者家族のこと、被害者補償のこと、加害者家族のこと、加害者保護のこと、私利私欲のこと、組織のこと、マスコミのこと、いろいろ考えながら観ました。

誤った記事を書いてしまった記者加山の、自らが犯してしまった過ち、誤りを認め謝罪し、二度と同じ過ちを繰り返さないために、何故そうなってしまったのかをしっかり検証し明らかにしていくという考えと行動には感動しました。




これほどまでに人の人生に影響を与えてしまうような大きな過ちはそれほどないのかもしれませんが、ひとは生きていれば必ず過ちや間違いは少なからず犯してしまうもの。
この歳になってからじゃ遅いけど、自らを省みるきっかけになりました。




なんて、真面目な感想のあとに、ちょっと軽い感想を書くと、

新聞であれ、週刊紙であれ、ネットであれ、記事を書く人は、この主人公加山ぐらいの責任感を持ってくれれば、面白おかしくいい加減なゴシップ記事なんてなくなるんだろうにと思いました。

ただ、世の中からゴシップ記事がなくなると、つまんなくなっちゃうんでしょうけどね。。。

仲村トオルは、「空飛ぶタイヤ」でもそうだったけど、この手の真摯な人物を演じるとハマります。


カフェまほろば
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