母の長兄

叔父さんが亡くなりました




99歳

大往生です




あと2ヶ月で100歳でした




でも、敬老の日に

お祝いの杯をいただいたようです



今月に入って

状態が悪くなって入院したと

従姉妹から報せがあり

意識があるうちにと思って

すぐに、母を連れて病院に行きました




医師からは、今月もつかどうか・・・と言われたそうで

話ができるのかどうかも分からなかったけど

病室に入ったら

意識もしっかりしていて

叔父さんに声を掛けると

かすかに頷いて応えてくれました




母が、手を握って話しても

聞こえているのかどうかさえ分かりません

でも、目はしっかりと母を見ています

そして、何か言いたそうに口を動かすのですが

言葉が出てこないんですね




そうして、搾り出して出た言葉が




「手、しゃっこいなぁ~」 (冷たいの意)




そのあと

「りんごジュースを飲みたい」

と言うので

看護師さんに了解を得て

飲ませました




それはそれは美味しそうに

ごくりごくりと・・・

気がつけば、全部飲み干してました




傍にいない娘(従姉妹)の代わりに

私を頼ってくれたのが嬉しかった

そのことを従姉妹に話したら

とても喜んでいました




離れて暮らしているから

年に何回も来られないし

従姉妹も

地元に残っている私を頼って

いつも連絡してくれます




小さい頃から、仲のいい従姉妹です

私自身には記憶はないのですが

農繁期になると、母の実家

ようするに、叔父さんの家に預けられたものでした

1ヶ月も居たそうですよ

叔父さんとこは、子沢山で賑やかです

だから、従姉妹たちも

一番小さい私を面倒見て

可愛がってくれてたんですね






施設に入ってからも

母を連れて訪ねたりして

お互い耳が遠くなってしまって

筆談で話したりしてたけど

記憶はしっかりとしていたので

よく昔の話をしてくれましたっけ



耳が遠くなってしまった兄妹の会話は

私が間に入って通訳がわり(笑)



でも、ホント、仲のいい兄妹です





聞けば、私たち親子がお見舞いに行って

2~3日後から容態が悪くなったらしく

母が行くのを待っていたんだな~

って気がします。



99歳

癌を患いながらも

ぼけることなく、大往生でした





今日、お葬式です

最後のお別れに行ってきます