幌尻岳 2053m

幌尻岳を目指すにはわかりやすい関門がある。しかし、手続きとアプローチは困難といわざるを得ない。

1.夏の幌尻に向けて、まず電話でとよぬか山荘、シャトルバス(往復)、幌尻山荘の予約を取らなければならない。(帰路もとよぬか山荘に宿泊する人もいます。) その際、4月第一営業日が受付初日となりますので、運が悪ければ100回以上、とよぬか山荘に電話をする必要があります。

2.とよぬか山荘に入ります。 お風呂もあり、一部屋に12人程度が入れる元中学校の校舎を改造したもので、夕食のジンギスカンも美味しく、山荘と民衆を足して2で割ったような、登山者にはとても優しい宿です。 ただし、登山者のいびきに注意。 耳栓使用をお勧めします。

3.我々の場合は朝3:00時発のシャトルバスです。2時頃から誰かが起きはじめます。お弁当をもらって(朝、昼2食)、3時きっかりに出発。ここから第2ゲートまで1時間、林道を進みます。

4.第2ゲートから、北海道電力取水施設
なだらかな林道を2時間歩きます。 近隣の山でしたら2時間の林道歩きは却下ですが、山頂までがとにかく長いので、こんなもんだと頭で消化してひたすら歩きます。北海道電力の取水施設は水力発電のために取り入れ口です。 良くこんな山奥にコンクリートの施設を建設したものです。

5.取水施設から幌尻山荘まで
前半が沢沿いの登りで、後半が15,6回の渡渉になります。 私はワークマンの安い地下足袋(790円?)を用意しましたが、川の中より、沢沿い歩きの石が薄いゴムにあたり、注意して歩かなければなりませんでした。また、足袋は慣れていないと足の指々を石にぶつけることが多いので、仲間の意見を総合すると
 1) 安いスニーカー、古いスニーカーでそのまま川に入る
 2) 沢歩きようのシューズ、草履? 7,8千円する。
 3) ワークマンなどのゴム製の3000円程度の底の厚い足袋

また、Iさんより、川の中は浅瀬の深いところを歩くようにと注意がありました。 (川の深い場所ではなく、浅い場所、ルート上の深いところという意味です。) それ以上深くならなければすべる心配がないからです。 水面に近い石に乗ると、滑りやすいので転ぶ確率が高くなります。

ということで、休憩も入れると、とよぬか山荘から5時間半かけて、山登りのスタート地点となる幌尻山荘に到着します。

6.ここからいわゆる登山開始です。
  登りはじめから急斜面の連続で、命の泉を越えてしばらくすると尾根にたどりつく。 ここまで約2時間半。 雨は降らなかったものの、ガスっていて、幌尻岳は見えずに、幌尻風の偽者、山頂をいくつも越えると、約2時間で幌尻岳に到着する。北カールは見事で、お天気がよければ戸蔦別岳の山容もきれいに眺められただろう。
  A君の百名山登頂を皆で祝って、幌尻山荘まで下山。 ここで祝福の酒盛りと冷たいそうめんをいただきました。

幌尻岳4 
幸運にも誰も転びませんでした。水は冷たく、非日常登山の醍醐味です。

 幌尻岳
この写真は翌日の出発前、比較的空いていました。

幌尻岳2

N君と高山植物

幌尻岳3


皆、嬉しそうですね。 

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熊には出会いませんでしたが、近くには生息していることが十分に感じられる山でした。