行きずりの街

志水辰夫 Tatuo Shimizu 新潮文庫


ミステリー史に燦然と輝く大傑作!

1991年度 「このミステリーがすごい」第1位 売れています!!

最近の「このミス1位」と読みくらべよう!


志水辰夫◎これぞ日本が誇る冒険三部作

飢えて狼

裂けて海峡

背いて故郷


 女生徒との恋愛がスキャンダルとなり、都内の名門校を追放された元教師。退職後、郷里で塾講師をしていた彼は、失踪した教え子を探しに。再び東京へ足を踏み入れた。そこで彼は失踪に自分を追放した学園が関係しているという、意外な事実を知った。十数年前の悪夢が蘇る。過去を清算すべき時が来たことを悟った男は、孤独な戦いに挑んでいった・・・・・・・。 日本冒険小説協会大賞受賞作。


 描写力がすごい。そこにある人、建物、感情をありとあらゆるもの、例をとって表現していく。小説を読みながら映像がそこに現れてくる。 東京についてからたった3日間を小説の大半が占める。そしてエンディングまでは文庫本を離させない。ミステリーかつ、冒険かつ恋愛小説でもある。映画化されてもいいのにと思う。Shimitatsuの今後に期待。


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ストーリーに説得力がある。どんでん返しのサプライズはないが、しっかり前半と結末の糸が絡み合っている。 満足の1冊。 もう一度読み返したい。