さおだけ屋はなぜ潰れないのか?身近な疑問からはじめる会計学
山田真哉著 光文社新書
プロローグ どうして「会計」はむずかしいのか?
エピソード1 さおだけ屋はなぜ潰れないのか? ---利益の出し方---
企業は継続することが大前提
継続するためには「利益」が必要
企業は「利益」を重視する。
利益を増やすためには、ふた通りしかない
①売上を増やす
②費用を減らす
「売上を増やす」より「費用を減らす」ほうが賢明
利益を出すための節約の仕方
ケチは「利益を出す」という会計目的に対して、もっとも合理的に行動している人間
節約は「ペーセンテージ」ではなく「絶対額」で考える
会計にだまされない方法
①数字を思い切って無視する
②自分の家計についてよく知っておく
エピソード2 ベッドタウンに高級フランス料理店の謎 連結経営
商売の原則は等価交換
等価交換=同じくらいの価値があるモノ(現金や商品・サービス)同士を交換すること
商売はつなげて考える(「連結経営」)
連結経営=本業に密接にかかわる副業を行うこと
企業は、「相乗効果の高い事業」「自社の技術を生かせる新規事業」を常に探している
投資のうまいやり方
株式投資は「連結」で考える
→自分の仕事・趣味・興味を生かして投資する
優秀な企業は必ず「ローリスク・ハイリターン」を狙っている
個人の投資も、はじめにちゃんと「予算」を立てる
エピソード3 在庫だらけの自然食品店 在庫と資金繰り
「在庫」は少なければ少ないほどよい
→「在庫コスト」がかかるから
「資金繰りのショート」とその回避策
早く代金を回収することは、無利息でお金を借りることと同じ効果
代金の支払いを遅くすることも、同じ
在庫の減らし方とは?
在庫減らしの代表例
①バーゲンセール ②在庫一掃セール ③福袋 ④「店長のオススメ」「シェフのオススメ」 ⑤新装開店セール
「カンバン方式」とは、「必要なものを必要なときに必要な分だけ指示する」伝言ゲーム
在庫を減らす究極の形態は「受注生産」
エピソード4 完売したのに怒られた! 機会損失と決算書
「機会損失」(チャンスロス)の考え方
商売の基本はチャンスゲイン(売上機会の獲得)
機会損失とは新たな売上の機会を失うこと
機会損失とは実際に得られなかったものをゼロとするのではなく、マイナスとする考え方
売上よりも少し多めに仕入れるのがうまい「目利き」
商品が余ること(不良在庫)も品切れすること(機会損失)も同じくらいに怖い
機会損失を考えながら目標を設定する
会計は目に見えないものを数字にする学問
「家庭の決算書」はなにが問題か?
数字には説得力がある
エピソード5 トップを逃して満足するギャンブラー 回転率
どの商売も「回転率」で稼いでいる
回転率=一日でどれだけの客をさばけるかという割合
「売上=単価 x 数(回転率)」は永久不滅の法則
リピーターを作って稼ぐ
「本当の人脈」の作り方
100人の人脈を持つひとりの人物と深くしっかりとした関係を作る
すでに知っている小数の人物を大事にする
監査のやり方
リスクアプローチのやり方
エピソード6 あの人はなぜいつもワリカンの支払い役になるのか? キャッシュフロー
「キャッシュフロー」とはなにか?
キャッシュフローの考え方
→「いつも現金を持つ」ためにはどうすればいいのか考えたり、「資金繰りをよくする」ために現金の出入りに気を配ったりと、「現金の動き」から物事を見る
クレジットカードのカラクリ
キャッシュフローが重視される理由
「利益」よりも「キャッシュフロー」を重視する会社が増えている
キャッシュフローは現金しか考慮に入れていないが、利益は目に見えない負債なども考慮に入れている。
お金があることと儲かっていることとは別次元の話
個人がいちばん重視すべきは「フリーキャッシュフロー」
大局をつかむことが大事
エピソード7 数字に弱くても「数字のセンス」があればいい 数字のセンス
「数字のセンス」を持っていますか?
数字をもとに分析するためには
会社の状態を見るうえでいちばん注目すべきは、「去年との比較」
分析の基本型
→まずは割り算して「一単位あたりいくらか」を出し、次に「比較」して力の流れを見る
分析の極意
→ある特定の数字を定期的におさえる
エピローグ 普通の人が「会計」を学ぶ意味
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本当に1時間で読める。これで会計の面白さ、世の中のお金にまつわる本質を覗き見て、そして次に進めるか・・? 進んだほうがいいね。