安達太良
天一 (帝国ホテル)
真夏の東京 日中の気温が36℃まで上昇し、街を歩けばすぐに汗が流れるような、そんなお盆の一日。何を思ったのか、天ぷらの天一の暖簾をくぐった。店内はあに図らんやカウンターはほぼ満席の状態。お盆休みを都内のホテルで過ごす人は多いのだろう。
上品な天ぷらはあまり食べたことがない。せいぜい田舎の小さな天ぷら屋さんか、有名店の天丼どまりだ。天丼でも充分に満足できる。
でも、天一の天ぷらを食べた。真夏の盛夏に、冷房が効いているとはいえ、夏バテ気味の胃がびっくりするのではと思われた天ぷらだが、あっさりしてるね。特に野菜揚げが美味しい。絞ったレモン汁にチトつけながら食べるとどんどん箸が進む、胃の中に転がり込む。生ビールから日中なのに冷酒にまで手をつけて。
塩で食べる天ぷらも日本酒に会うね。鮎も旨いし、穴子も美味い。
ほどよく飲んだところで、上がりに天茶漬けをサラサラと流し込む。程よく効いた塩味と貝柱の甘さと食感がたまらない。
夜はもり蕎麦一杯にしておいた。いい一日の食バランスだった。
**********
衣が薄いあっさり目。だから凭れないんだろうな。
日本酒と絶妙。
