ピラミッド


エジプト


 年末年始と忙しかった。1月も山場だったな。風邪もひきあっという間に2月中旬となってしまった。 自分の性格はわかっているつもりでも、、。 久しぶりに突進してしまったな。 いい年して、また同じことの繰り返し。50歳になっても惑いそうだ。

 さて、

 昨年末にエジプトのカイロとUAEのドバイを出張で訪れた。親父の入院もあり、年末ギリギリに出張を延ばしたものだが、日本だけでなく、世界的な人々の移動があるらしい。クリスマスも重なり、(アラブの国にクリスマスは関係ないと思うのだが、出稼ぎに出ている人々にもカトリックはいる)Emiratesの予約は一杯だった。仕方なくエジプト航空でカイロまで行き、カイロとドバイを往復する形をとった。 因みにエジプト航空は機内でアルコール類用意しておらず、必要な人は持ち込みとのこと。(中にはしっかりものの旅行者がいました。)

 仕事はヘラヘラと一日で終了し、翌日は観光となった。 訪れる先はいわずと知れたピラミッドしかなかろう。時差もあり、ピラミッドに向かう途中の車内でウトウトしていたら、’ピラミッド’の声で目を覚ました。街中から忽然と姿をあらわしたピラミッドは逆光の中で黒い大きな塊として現代文明とはことなる異彩を放っていた。ビルの谷間から見えては隠れながら、徐々にそのシルエットが大きくなる。 テレビや写真で誰もが見るピラミッドだが、近づいてくるにつれ感動に変わる。

 得意先にアレンジされ、ピラミッド近くから馬に乗り、ピラミッドを周遊する。周遊の乗り物はラクダ、馬、馬車だが、日本人の多くはこの価格交渉でボられることが多いと聞く。特にラクダや馬の場合は簡単に乗り降りできないために、自身が人質状態となるので要注意だ。クリスマスに武騎乗のディープインパクトが有馬を制した。その時武は騎乗しながら片手を上げ5本指を掲げ、馬主の金子さんがVサインを示し、GI通算7勝を誇示していた。 自分が武になった気持ちでいざ騎乗。しかしながらこの乗馬は結構スリルあり。 日本の観光地で15分くらい乗ったことはあるが、ピラミッド周遊には2時間ほど必要。車道は通るし、民家の軒先も歩くし、勿論アラビアのロレンスばりに砂漠も歩く。そして時に馬が走りだすのはなぜだ。はてなマーク お尻の上下動のタイミングが合えば名ジョキーだが、少しでもづれるとミニロデオ状態。マジで運動オンチというか馬に興味のない人にはオススメできない。馬と自分の重心を下げ、馬が歩きやすいように内股に力をいれて馬の背をはさむ。馬に乗ったガイドは自分より要注意人物の社長に付きっ切りだ。ともすると乗馬に来たのか、ピラミッドを見に来たのかわからなくなる。 とはいえ、GIZAのピラミッドを見るならば観光バス発着の場所から裏側に回らなければ醍醐味は味わえない。裏側に回れば視界からピラミッドと青空以外のものは何もない。慣れてくれば馬上からも写真が撮れる。そして古代ピラミッドと自分の会話が楽しめる。時に視界には自分とピラミッドしかなくなるのだから。なぜ、どうやって、何のためにこの巨大な建造物を4500年前に造ったのか。そして現代までエジプトは進化を止めてしまったようにさえ感じられる。

  なんの準備もせずに訪れたGIZAのピラミッド。それは無謀であり、ピラミッドに失礼であった。今からピラミッド・エジプトとの深い係わりが始まる。


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神々の指紋が読みやすくなった。

もう一度ゆっくり自分のペースで歩きたい。