冬の京都
石塀小路 さくら
京都市内のホテルにチェックインしてから、四条河原、祇園、高台寺周辺から清水まで足を伸ばして、お腹を十分に空かした。まだまだ冬至も終わったばかり、5時を過ぎればあたりも暗くなる。高台寺周辺の裏通りを歩けば連休とはいえ、人通りは少ない。 新撰組もこんな路地を見回っていたのだろう、こんな路地裏の旅館に隠れながら、勤皇の志士たちは三味線の音で酒を飲んでいたか?はたまた倒幕に思いを馳せて熱く語りあっていたか?
そんな風情ただよう祇園・八坂神社から少し南へ降りたところに石畳がひろがり、露地行灯がほのかに足元を照らす石塀小路 ’さくら’がある。もとは嵐山で高級感のあるお店が新たに開いたのがここ ’さくら’。 古びた風情の格子戸を開けて中に入れば、そこは一転、ソファーが配され、とても割烹料理屋とは思えぬたたずまい。 幕末から一気に和風レストラン・バーへ?
とにかく美味しい。一品一品にストーリーやつくり手の意図が伝わってくる。懐石コースは6千円台からとお手軽で、地元の常連客が居酒屋のような乗りで若干うるさく感じるときもあるが、古き良き伝統料理と独創的な京都割烹cuisineを楽しませてくれる。ワインにも合う料理だ。料理がうまいと割烹の良さが生きる。少しづづ飾られた料理だが、無視できる品はない。素材の美味しさをそのままに、またひねりを加えた創作料理を一品ごとに味わっていただく。まさに料理の一期一会だ。
京の夜は ’さくら’ これ定番。
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前回は8千円のコース、今回は1万円のコース。2回目のハンディはさくらには不要だった。
もう少し静かなところで?でも、緊張しながら食べてもね。まずはカジュアルキュージーヌでいかが?
