大涌谷から金時山を望む
強羅環翠楼
箱根は近くて手頃だ。 新宿から小田急ロマンスカーにのって1時間半、箱根登山鉄道に乗って強羅まで30分。 東京からわずかな時間で山塊の自然と静けさが手に入る。
強羅駅から徒歩2分に強羅環翠楼がある。 三菱財閥の岩崎弥太郎の別荘を譲り受けて、50年余り。日本の高度経済成長を箱根の山から見守ってきた。 建物はその自負の表れか、とにかく古い。襖などの内装、家具。 お風呂にしてもレトロと言っても良い。少々のほころびや傷も、この古さがこの旅館の自慢よとへつらう気持ちは全く感じられない。伝統とお客様に支えられた自信が人々から感じられる。
14ある部屋の中、内湯があるのが9部屋。すべて自家源泉のお湯が引かれている。 そのため他の宿泊客と顔をあわせることが少ない。まるで自分が弥太郎になったように、静かにその時を過ごすことができる。
別荘や田舎住まいを考える前に、まずは箱根を自分の庭としたいものだ。思いついたときに、かしこまらずに、自然にスローライフを楽しめる。そんな人生の余裕のスタートをこの強羅環翠楼が誘ってくれる。
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大涌谷から金時山を望む。 大涌谷の名物は黒卵。ひとつ食べると7年寿命が延びるそうな。
