一体感が感動に!!!

☆ October 16 2008 Thursday 快晴 (白馬 )
今日は“今を味わう”...ということについて,お話したいと思います。
第一回の Online Lesson は“Yod”さんにご登場願っています。そして多くの方からコメントを頂戴しています。そのコメントの中に「リラックスしている...」とか,「オーラが観える...」,「自由さを感じる」...という言葉が結構出てきています。
私は“Yod”さんのAfter映像から,「一瞬いっしゅんを味わいながら滑っている...」という感じを受けます。Beforeはどことなく「こうしなきゃ...」という想いがあり,窮屈さを感じます。ところが,Afterはある意味の鋭さがが消え,穏やかさと柔和さが観えるのです。実はこのことは滑り手の“Yod”さんがいちばん感じておられることだと思うのですが...。
さて,ニュージーランドでのレッスン...今年は昨年以上に多くを学ばせてもらったことは,以前書きましたが,「レッスン後の生徒さんの感動する姿」...これがまだまぶたに焼き付いているのです。一昨年はそれほどでもありませんでしたが,今年は“フィーリングスキー”を前面に出してレッスンさせて頂いたせいでしょうか...。「形をこう作ろう...とか,運動をこうしよう...と思わないで,あるイメージから自然発生的に生まれてくる“フィーリング”を楽しんでください」...という語り口が多かったせいなのか,レッスンを受けてくれた方々の身体の動きが本当に素直で自由だったのです。そして,その結果皆さんから,「こんな感覚でのスキーイングは初めて!!!」...という評価を受け,そして感動していただけたのです。
この“感動”...これはどこから来たのでしょうか? 「こうしなきゃ...」というお気持ちが前面に出ていたら,感動は得られたでしょうか? よしんば滑りそのものとして「意図したとおりの滑りができた!!! 満足!!!」...という滑りができたとしても,“感動”する...というところまではいかないと思うのです。スキーヤーとしての自分が勝ちすぎていた...ということだと思います。
ところが,味わうように,テイストするように滑ると,「雪とのやり取り」...という意識が出てきて,自分独りでなく相手のことを感じてみよう...調和,協調してみよう...といった気持ちが生まれてきます。そして,どのようなシチュエーションであれ,それをそれとして慈しむ感覚が出てきます。つまり独りではなく,雪との会話,コミュニケーションを意識しながら,“相手との一体感”みたいなものを感じながら滑るようになるのです。この“一体感”こそが“感動”につながるものだと思います。
“Yod”さんのBeforeとAfter...これをジッと観ていると,セカセカした切羽詰ったような身体の動きが消え,そこに在る雪のメッセージをしっかり聞きながら,それと融和して滑っているように観えます。 New Zealand でも,「感動した!!!」と仰って頂いた方々の滑りには同じような特徴が顕れて来ていたのです。
その時々与えられた情況...これを,「“今”その状況を“味わって”滑る」...ということに徹する。この妙を思った【TOK】デシタ!!!
シーハイル !!! Schi Heil !!!