“Sound of Music Turn”...オフピステでも威力 !!! | 【TOK】のスキー教師日記

“Sound of Music Turn”...オフピステでも威力 !!!

2008/10/03 白馬
☆ October  03  2008 Friday 快晴 (白馬 )

  「New Zealand でのレッスン総轄」...その三回目で,今日は“Sound of Music Turn”です。この“Sound of Music Turn”...昨日お話しした“オレンジ・ターン”についで,二番目に多用したイメージでした。



  スキー板のトップの然るべき場所に「♪」マークを書いたマジックテープを貼ってあげるのですが,皆さん先ずこれにビックリします。「この先生...いったいナニを始めるのかしら...???」といぶかし始めるのですが,これが効きます。???...と興味を持たせることで,【TOK】のレッスンスタイルに生徒さんの気持ちが入り始めるのです。



  そしてこの“Sound of Music Turn”の場合は,他のイメージと違ってスキー板が斜面上を滑走することで,「摩擦音」が実際に現実のこととして出ていますから,本当にこの音を聞くことができます。イメージ力を沸かすことが苦手な人でも溶け込みやすいのです。「聞く」...という,耳で感じ取る...という作業を実際に起こすことができるのです。ですから“Do Ski”的なスキー板を動かそうとか,この様なフォームを作ろう,こういう運動をしよう...といった気持ちも自然に消え失せます。もちろん,その音はそんなに大きなものではありませんから,「注意して聞こう!!!」...という気持ちが,より大事になりますので,集中力を高める上でも好都合なのです。そして身体が硬直しませんから,身体がリラックスすることは“オレンジ・ターン”と同様です。



  このイメージの大きな目的は「斜面移動を止めない」...ということと,「身体とスキー板が一緒になって移動する」...という二つです。「斜面移動...」は常に雪からの抵抗を受け続け,それがスキー板の性能を引き出し,ターンがスムーズに行なわれる...ということのために必要ですし,また「身体とスキー板が一緒になって...」ということは,バランスを崩さないために必要なのです。この二つのことこそが“Let Ski”,つまり“フィーリングスキー”が提唱している大事な要素でもあります。



  「両耳で聞く」...このことでターン山回りの外向傾も自然に顕れて来ますし,「音が入って来る」...ということで,圧の吸収も自然に行なわれるようになります。気を付けるべきは,「雪の表面上の音」を聞く...というよりは「地球のコアからの音」を聞く...という風にレッスンを導くことです。



  この“Sound of Music Turn”...実は“オレンジ・ターン”がある程度できる様になってから皆さんにお話しするようにしていました。...というのは“オレンジ・ターン”はスキッディング的要素が強いのに対して,“Sound of Music Turn”はカービング的要素が強くなるからです。つまり,かかと支点の滑りになって来るのです。生徒さんにもこのことをお話しすると「なるほど!!!」...という反応をされるのが常でした。(^ ^)(^I^) レッスンの模様を振返って読んでみますと,“オレンジ・ターン”と同じくらい頻繁に使われていたのが解ります。そして,特に高速ターンや悪雪斜面で有効だったことが分かります。スキー板のトップを押さえ込むターンではこうはできません。
“Sound of Music Turn”など,“フィーリングスキー”的な「かかと支点のカービングターン意識」は,深雪や悪雪でも使える滑り方......ということがハッキリした New Zealand でのレッスンでもありました!!!。素ッ晴らしい !!!



  シーハイル !!! Schi Heil !!!

...