2024年。まさか、宅配ドライバーから、こんなに しつこく怖いストーカー被害に遭うだなんて、
ミールキットの注文を始めた頃の私は、想像も していなかった。

不安な思いの中、2024年12月 最後の休日になった。



ダンナさんと いつものスケジュールで、朝ごはんの外食に出かけた。

また 同じ場所で待ち伏せするクール便の車が居たら、どうしようかと思っていたが、その時点では居なかった。

さすがに年末だから、そんな事をやっている時間は無いのだろう と思っていたのだが、

出来事は、ダンナさんと別行動で用事を済ませた 帰り道で起きた。




買い物の重い荷物を持って、ボロアパートに向かう通りに入ると、

今まで見たことが無いくらい小さい、小型のクール便の車が停まっていて、
やっぱり配達している気配が無くて、足が すくんだ。








通りには誰も居なくて、またしても 住宅街の""死角""が出来ていた。


今まで、怪しいクール便の車の 運転席を覗き込んだり 名前を確認したりしたが、
それは、近くにダンナさんが居て、独りではなかったから出来たことであって、

誰も近くに居ない状況で、それをするのは どう見ても危険で怖いので出来なかった。



その小さいクール便の車の脇を、視線を合わせないように通りすぎるのが精一杯だった。


もし、運転席に居る人間と目が合ってしまったら、その場で轢かれて さらわれてしまうような気がした。

スマホで写真を撮ったりしたら、体当たりされて、スマホを奪われるような気がした。




逃げられるくらいの距離を取ってから振り返ってみたが、
離れ過ぎててクルマの後ろに付いてるドライバーの名前は確認できなかった。

あまりジロジロ見過ぎると、追いかけて来そうで怖いし、それ以上は振り返らないで、急いでアパートに帰った。



あんなに小さいサイズのクール便の車が有るなんて知らなかった。初めて見るサイズだった。
それが不気味だった。


こんなコトが いつまで続くのだろう?

さらにエスカレートするようだったら、カスタマーセンターに 今度は どう相談したらいいのだろう?

いや、相談するのはカスタマーセンターだけでいいのか?
警察にも相談することになってしまうのか?

そんなことに時間を割かれるなんてイヤなのに…。

私の 2025年は、いったい どうなってしまうんだろう?

この歳になって、ストーカーに悩む年末を過ごすなんて、思いもしなかった。





そして、年が明けた。

2025年の年明けは、とても穏やかで静かだった。

それは たぶん、ドライバー参の配達サイクルではないからだ と思われた。



付きまといの緊張感から解放されて、住宅街の空気も澄んでいる気がした。

ドライバー参の配達サイクルかもしれない、1月の第3週が どうなってしまうのか不安だったが、正月は出来るだけ頭を空っぽにして過ごした。




そして、2025年1月の第3週の休日になった。

とても不安だったが、いつもの場所に待ち伏せしているクール便の車は居なくて、帰り道も それは居なかった。

やっと、ドライバー参の待ち伏せ行為が終わったと思った。



落ち着いて考えてみたら、
配達も無いのに、あんなにクール便の車を乗り回していたら、さすがに営業所の方も見過ごせなかったのだろう。

今の時代の配達車には、走ったルートを記録する機械が付いているので、
ドライバー参が どんな言い訳をしても、ウチのボロアパートの周りをうろついていた記録は残っているだろうし、
もしも その機械の電源を切って、走り回っていたとしても、そんなことまでして いったい何処を走っていたのか?と、問われることになるのだ。

それだけではない。

待ち伏せする時間を作るために、午後に配達する予定の物も、無理やり午前中に配達するなどの異常行為も やったのではないか?と想像してしまう。


ドライバー参の、休日の異常な待ち伏せは こうして終わった。

でも、まだ ミールキットの配達日に何か起こるのでは?という不安は残っていた。




そして、配達日になった。

ドアを叩く音が聞こえて、念のためドアの覗き穴から見てみると、女性の配達員さんが立っていて、とても驚いた。


何事も起きてない時に 女性の配達員さんが来るなら、何の驚きも無いのだが、

異常が無ければドライバー参が来てたかもしれない この配達サイクルの、このタイミングで女性の配達員さんが来た事に驚いてしまった。

(一瞬、とうとう安全な配達員さんが枯渇したのか?と思ったが、ドライバー不足の世の中とはいえ、そんなわけないだろうし…)


女性の配達員さんは、40代くらいで、マニッシュショートヘアで、レスリングでも やってたのかな?と思うくらいガッチリした体型で、背が高めで、気が強そうで、本当は配達員ではなく何かの役職に着いてそうな しっかりしている人といった感じで、笑顔は素敵な人だった。



私の頭の中に、1つの思いと1つの考察が よぎった。

1つの思い というのは、
女性の配達員さんが居るのなら、ウチのミールキットは、ずーっと女性が持って来てくれたらいいのに…という思いだ。

ドライバー不足の世の中だから、そんな わがままは言えないし、実際に女性の配達員さんは この日しか来てくれなかった。


もう1つの考察 というのは、
営業所は、ウチに異常配達をしたドライバー壱や ドライバー弐の事も把握していて、ドライバー参で3人目になるので、
3人も異常者が出るなんて おかしいから、私が何か やっているのではないか?と疑って、女性の配達員さんに様子を見に行くように お願いしたのでは?…という考察である。

そうだとしたら心外である。
私の方が聞きたいくらいだ。何で宅配ドライバーたちがストーカーしてくるのか、しかも3人も出現するだなんて…。


私は、50過ぎで 更年期症状に悩む、シミもある醜女で、初老の太ったオバサンなのだ。

鏡で自分の姿を見ても、何でストーカーされるんだろう?と不思議で しかたない。


だからこそ、被害に遭ってることを言い続けても、なかなか分かってもらえず、妄想癖が有るとか決めつけられて、メンタル壊れちゃってるのだが…。




パートで長く働きたいのに、職場で付きまといされて、その度に ちゃんと確認してくれる第三者を探して、付きまといされてることを目視してもらって、対処もしてもらうけど、結局エスカレートして、身の危険を感じて仕事を辞めなきゃいけなくなる。

それを4連続も繰り返して、メンタルやられて、閉じこもりがちの日々だったのに、家に居ても付きまといされるだなんて、
これじゃ、家に居ても外に居ても同じじゃないか…。




今回の事で気づいてしまった事が有る。

私が どんな姿になろうが【クロ】の要素がある人たちに付きまといされてしまうということだ。



歳を取って、手入れをしない、だらしない容姿になれば、付きまといされなくなるだろうと思っていたのに、今 こうして怖い目に遭っているし…。


おそらくだが、

歳を取ってるブサイク好き+【クロ】の要素がある人

に、ストーカーされたのだと思う。


私が さらに太って、さらに醜女になるように してみたところで、

歳を取ってる醜女好き+【クロ】の要素がある人

に、ストーカーされてしまうのかもしれない。


今よりも頑張って ダイエットして小綺麗になれたとしても、

小綺麗なオバサン好き+【クロ】の要素がある人

に、付きまといされるかもしれない。


私は、何をどうやっても、【クロ】の人に付きまといされることから、もう逃れられないのかもしれない。




こんなことなら、若いうちに もう少し美容に気をつければよかった。

やっとの思いでパート先を見つけても、すぐにストーカーされて辞めなきゃいけなくなるのでは と弱気になり、閉じこもっていたけど、
もっと早く立ち直って、預金の底が見える前に働きたかった。

でも、今からでは もう遅い。


遅いけど、""明日""は どんどんやって来てしまうし、もう いろいろと諦めて、手探りで 前に進んでみるしかない。





ドライバー参の気配は、今のところ消えているが、
【クロ】の人たちは、忘れた頃に急に目の前に現れることもあるから、
2025年も半ばになったが、まだまだ油断できないと思っている。


ミールキットを持って来てくれる配達員さんたちの事を全員、疑いの目で見るようになってしまってるし…。

クール便の車が停まっていると、つい 配達員さんの名前をチェックして、配達している気配が有るかどうかを見てしまう。


でも、私が確認した あの怪しいクール便の配達員の名前には、2025年になってから出くわしてないので、そこは ホッとしているのだが…。



このブログの続きを書くことにならないように、願うばかりである。

私は、ミールキットを生活の中に取り入れたい。ただ、それだけなのだ。





終わり。





 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

…と、記事を書き終わり、あとはブログに載せるだけ の状態だったのだが…。



2025年7月の第3週の、ミールキットの配達日。

私は、他の用事で忙しくて油断していた。


ミールキットを受け取る時の事、
玄関のドアを開けると、配達員が帽子を目深にかぶっているのが目に入った。

とにかく さっさと受け取って、他の用事を早く片付けたかった。

なんだか雰囲気がドライバー参に似ている気がしたが、似ているだけで別人だ と思い込んでいた。

「冷凍と冷蔵です」と説明する声も、ドライバー参と よく似ていたが、顔も見ないで受け取った。


でも、受け取ってドアを閉めたあと、たった今、目の前で起きた事を頭の中で再生してみたら気持ち悪くなった。

雰囲気も声も よく似ている配達員なんて、はたして2人も居るのだろうか?と。

配達員は帽子を目深にかぶっていたし、顔も確認しなかったが、
もし あれがドライバー参だったとしたら恐ろしい。


思わず、受け取った箱に不自然な穴が開いてないか調べてしまった。



半年経ったら ほとぼりが冷めるとでも思ったのか?

それとも、営業所の上の人が変わって、情報が引き継がれてないのか?


帽子をかぶせておけば気づかれないと、営業所が判断したなら、なんて無神経な判断なのだろうか。。

私は、こんなブログを書くのに時間を割くほど 傷ついているのに…。


それで、また付きまといが再発して、エスカレートして、万が一の事が起こったら、KY便は どう責任をとってくれるというのだろう?



とにかく、異変が起きたら、粛々とカスタマーセンターに相談するしかない。

様子を見る日々は、まだ続きそうだ。


(Sigh)





2024年12月の第3週の休日の朝。

私は出かける前に、1回だけ大きく深呼吸をした。


KY便のクール便の配達員であるドライバー参が、
この日に さらなるストーカー行為をしてくると予測してしまったからだ。






ドライバー参は、KY便が配達しないはずの12時~14時の時間帯に、何度も何度もウチに異常配達に来て、
11月の第3週に、私が恐怖を感じるような異常行動をしてきたので、

KY便のカスタマーセンターに相談したら、ウチ宛ての荷物をドライバー参が配達しないように対応してもらえた。

だけど、ドライバー参が乗っていると思われるクール便の車の、休日の朝の待ち伏せは止まらなかった。



──ドライバー参は、ウチ宛ての荷物の 配達の担当から外された事で、付きまといが出来なくなった欲求不満が溜まって、12月の第3週に それがピークになるのでは?──
と、そんな予測が頭に浮かんでしまって、

ドライバー参が【クロ】だとしたら…という行動予測が、気味悪いくらいに当たり続けていたので、また当たってしまうのではないかと、イヤな予感がした。




そして、12月の第3週の休日が やってきた。


休日の朝ごはんは いつも、ダンナさんと外食をしているのだが、

ダンナさんは せっかちで、私が出かける準備をしているのを待ってられなくて、
いつも先に外に出て、私がボロアパートから出てくるまで、辺りをうろうろしている。

ちなみに、ボロアパートの前の通りは、車2台が余裕で すれ違えるくらいの道幅が有って、決して狭い道ではない。
他のアパートや一軒家が混在して建ち並ぶ、よくある住宅街である。

休日の朝なので、歩いている人も ほぼ居ない。

ダンナさんは、私が外に出てくるのを待っている間、いつも同じ所で昼寝をしている野良猫をチェックしているらしい。



日々の忙しさで、ダンナさんに【ドライバー参のクール便が どこかで見張ってるかもしれない、もしかしたら背後から来るかもしれない】という注意喚起をするのを うっかり忘れてしまい、

まさかとは思うけど、ダンナさんが私の見てない所で ドライバー参のクール便に轢かれるとか有ったらどうしようかと、出かける準備をしている間もヒヤヒヤしていたのだが、

外に出ると、ダンナさんは いつもどおりの様子で、ひとまず安心した。




そして、私たちは横並びで歩き出したのだが、

それと同時に、背後から 蚊の鳴くような クルマの足音がソロソロソロソロ…と近づいてきたのだ。


「…来た!」と心の中で思わず呟いた。

その場になっても、私は まだ自分に言い聞かせていた。

──振り返った時、近所の人のクルマが居たら、私の予測は気のせい。

でも、振り返った時、そこにクール便が居たら、

もう それは…、

それは 気のせいなんかじゃない。───



そして、振り返って確かめようとしたら、

左ヒジのスレスレの所に、クール便の車の鼻先が有って、背筋が寒くなった。


私は、頭の中で、今の状態を俯瞰してしまった。





運転手が その気になれば、私とダンナさん 2人まとめて クルマで体当たり出来る距離まで、気づかないうちに接近されていたのだ。


背後から接近されるかもしれないことは予測していたが、
少し離れた所から後をつけられるとか、そのくらいで考えていたので、

まさか、気づかないうちに こんなに真後ろに接近されるとは想定外で、
クール便の車で そんなことが出来る、ドライブテクニックが気持ち悪い。

(車の運転できないから分からないけど、
歩行者に車で こんなふうに音も無く接近するなんて、人として やっては いけない思うのだが…)



私は、恐怖で凍りついていたのだが、そんなことに気づいていないダンナさんは、

「ほら、どいてどいて。」
と 言ってきた。


私たちは左右に分かれて、クール便に道を空けた。
あまりにも背中に接近されたので、クール便をよける時に 車体が体に当たって、よろけてしまった。

それでも、運転席を確認しようと、クール便の横から必死で覗き込んだが、すぐに逃げられてしまい、私の目には運転席の残像だけが残った。

その残像の運転手は、前方に大きくガクンと つんのめって、そのせいで上半身がハンドルの上に かぶさるように倒れ込んでしまい、そのあと起き上がってサーっと走り去ってしまったのだが、
その起き上がった時の顔は、丸顔でメガネの男の横顔だった。


一瞬の事だったので、丸顔でメガネの男だったという事しか確認できず、目視30%といった感じだが、

私に そんな気味の悪い接近をする理由が有る、丸顔メガネの宅配ドライバーなんて、1人しか居ない。

ヘンな表現だが、100%に近い30%で、アレはドライバー参だと思う。


カスタマーセンターに相談して、ウチの荷物の配達をさせないように対応してもらった事を、逆恨みされたのかと思った。



私は、ダンナさんに
「アレは、あの 気持ち悪いドライバーかもしれないよ。きっと そうだよ。カスタマーセンターに相談したことを逆恨みされたんだよ。私は こうなることを2週間前から予測していたんだよ。」
と、言ったのだが、

ダンナさんは「気のせいだよ」と言うばかりで、私の言うことを受け止めようとしなかった。



私は、朝ごはんを食べてる間も、ずっと「アレは あのドライバーだよ。」と言い続けていた。

そしたらダンナさんが、

「他の日は どうか分からないけど。今日のは違うよ。だって、俺が外に出た時は、クール便の影も形も無かったんだよ。影も形も…。」

と言ってきた。

もう、それが怖い。十分 怖い。
影も形も無かったクール便が、私が外に出た とたんに現れたということになるのだ。


影も形も無かった…と言い張るダンナさんに、
「もう、それが怖いじゃん!」と言うと、

さらにダンナさんは続けた。

「影も形も無かったのに、どこから ともなくクール便が現れて、いつの間にか後ろに居たんだ。でも、でも、今日のは気のせいだよ。」



ダンナさんの話を、聞けば聞くほど怖くなった。

いつの間にか後ろに居るのは【クロ】の人あるある だ。どうやったら あんなに気配が消せるのか不思議なのだが、いつの間にか背後に居るのだ。
でも、クルマで それをやられたのは私も初めてで、ものすごく怖かった。

怖いのは それだけではない。おそらく今まで 付きまといなんて されたことは無いであろうダンナさんが、【どこからともなく現れて、いつの間にか後ろに居た】と体感しているのが怖い。

私だけでなく、ダンナさんもターゲットにされたら どうしよう…という不安が よぎった。




その次の日も、気味悪い出来事は続いた。

その日は たまたま用事が有って出かけていたのだが、
ボロアパートに帰る途中、昨日の今日だから気になって、アパート前の通りに入る前に、一度立ち止まって、前日にクール便の車が やって来た方向を覗き込むと、通りの端っこの方に 配達してる気配の無いクール便が静かに停まっているのが見えて 怖くなった。

どう見ても待ち伏せしているようにしか見えない。
回り道をして帰ろうかとも考えたが、
宅配車の後ろに ドライバーの名前が着いていることを思い出し、

ダンナさんに注意喚起するためにも、あの怪しいクール便の ドライバーの名前を確認しようと思い直し、

大きく深呼吸を1回だけした後、いつもの帰り道であるアパート前の通りに1歩踏み出して、怪しいクール便に背を向けて、私は歩き出した。

歩き出して すぐに、前日と同じように 蚊の鳴くようなクルマの足音が近づいて来た。そして また、私の背後スレスレに接近してきたのだ。

2日連続で、仕事用のクルマで、そんな気持ち悪いコトをしてくるなんて、
子供の頃に痴漢に背後から抱きつかれて怖い思いをしたのだが、その犯人とドライバー参が重なって見えた感覚は、あながち間違ってないのかもしれないと思った。





立ち止まれば また、車体が体に ぶつかるかもしれない。

私は、振り返らずに そのまま歩き続けた。


気持ち悪い。怖い。でも、何が何でも怪しいクール便のドライバーの名前を確認してやる…と決めていたから、我慢して歩き続けた。

歩いていて、ふと、通りに 誰も居ない事に気づいた。
何か派手な物音でも しない限り、人が出て来そうもない空気だった。
これでは、万が一の事が起こった時に、目撃者が居ない。
住宅街の昼間に、こんな""死角""が有ったなんて、今まで気づかなかった。

いつもの、ボロアパートまでの帰り道が長く感じた。



想定していたとおり、アパートの前に着いたとたん、怪しいクール便は私を追い抜き、スピードを上げて走り始めた。

私は目をこらして、走り去るクール便の車の後ろに着いてる ドライバーの名前を必死で探した。

苗字だけは どうにか確認することが出来た。

ただ、怪しいクール便の方も、通りに人が居ないからか、走り去らずに 離れた所で停車して、こちらの様子をうかがっているようだった。

こちらが、ドライバーの名前を確認したことを悟られないように、急いで部屋に入った。




帰って すぐに時計を見ると、15時30分だった。

私は、ニーチェの言葉を思い出していた。

【深淵を覗く時、深淵もまた こちらを覗いている】

身を守るために ドライバー参の配達サイクルを探っていたけど、
ドライバー参も、待ち伏せするために、私の生活サイクルを探っているのではないか?

だとしたら
──1週間後の同じ時刻に、アパートの周りをクルマが走り回る音が聞こえるかもしれない──
という予測が、頭に浮かんでしまった。

ぁぁ…そんな予測をしたら、また当たってしまうじゃないか、と思った。




その日のうちに、ダンナさんには、私が確認した名前を伝えて、気をつけるように注意喚起をした。

だけど、今 起きている事態の危機感の感じ方に温度差が有った。


私には、どう見ても、ダンナさんが 私のストーカー被害の巻き添えになっているようにしか見えないのだが、

私が見てない所で襲われるような事があったら怖いから気をつけてくれとお願いしても、
「え~、大げさだよ。だって、そんな事したら犯罪じゃん。」
とか言っていて…。

私は思わず、
「そうだよ!犯罪だよ!犯罪に巻き込まれないように気をつけてくれとお願いしているんだよ!」
と言ったのだが、ダンナさんは絵空事でも聞いているかのような反応で、不安になった。


私1人だけがターゲットなら、身の危険は有るが、私だけが必死で逃げ回れば済むことかもしれないし、

2人で居る時に襲われたら、2対1なので、何か出来る事も有るかもしれない。

だけど、私が居ない所でダンナさんがターゲットにされて襲われたら、ダンナさんの身を守るのはダンナさんしか居ないのに、そこを分かってないように見えた。

【クロ】の人たちは、常識では考えられないことを平気で やってくるのだ。まともじゃないのだ。

想定外の事を急に やられると、人は瞬時に対応できない。
そのためにも 想定の範囲は広げておいた方が良いのだ。

思っていたより、何事も起きなくて済んだのなら、後で いくらでも笑い話にすればいい。だけど、万が一の事が起きてしまったら、笑う事も出来なくなるのだ。

だから、気をつけてほしいのに…。

ダンナさんの反応には不安を感じた。





2024年の12月の第4週の休日の朝。

外食に出かける途中の道で、私はダンナさんに、まだ言い続けていた。

先週の あのクール便は、カスタマーに相談した アノ気持ち悪いドライバーだよ、と。

でも、ダンナさんは「気のせいだよ、気のせい。」と言うばかり。


そんな平行線な会話をしながら前方を見ると、いつもの場所に 開き直ったように待ち伏せする、配達している気配の無いクール便の車が停まっていた。

私は思わず「アイツだよ。アイツかもしれないよ」と言ってしまった。


ふと、私の頭の中に、先日 確認した、怪しいクール便のドライバーの名前が よぎって、
その 目の前のクール便のドライバーの名前が一致したなら、今 私に起こっている事態をダンナさんが理解してくれて、再度カスタマーセンターに相談も出来るかもしれない、と思い立ち、

はっきり目視できる所まで近づこうとしたら、そのクール便がソロソロソロソロ…と、人が歩く速さで動き出したのだ。
そのクルマの足音は、先日 2日連続で私の背後に 張り付いて走ってきた あの怪しいクール便の足音と全く同じだった。まるで、名前を確認されるのを避けるかのような走り方だった。


ダンナさんも「あっ、動いた。」と言っていた。
2人で さらに、そのクール便に近づいて行ったのだが、結局 逃げられてしまって、名前の確認が出来なかった。




その次の日。

私は出かける用事が無かったので、ボロアパートの部屋に居たのだが、

クルマがブーンブーンブーンと走り回る音が、外から聞こえてきて、
イヤな予感がして、時計を見ると15時30分だった。


1週間前、帰宅途中で、怪しいクール便に背後から後をつけられた その時刻だった。

外に出て、クール便か どうかを確認しては いないけど、
そのクルマの音は、ボロアパートの周辺を3周くらい回っていたと思う。

また、予測が当たってしまった…と思った。



15時30分に、ボロアパート周辺を走り回るクルマの音がする事態は、それから5日連続で続いた。







(5)に つづく…




ウチにミールキットを配達してくれるKY便の宅配ドライバーに、ストーカーされて、怖い思いをした2024年。


【私にストーカーした人たちと同類の人間】
=【クロ】
と呼ぶことにしたが、

ウチにミールキットを持ってくる ドライバー参 が【クロ】であることがハッキリと分かってしまった。



「1時に来たのに居ませんでしたよね!」

と、ドライバー参は言っていたが、
来たのは本当に1時だけだったのか?と疑ってしまう。

異常配達に来る時は、12時5分くらいに来てしまうのに。


2024年の9月は、とても とても暑かったのだ。
自分の身勝手な感情で、ウチが頼んだ大事なミールキットを何度も何度も外に持ち出して、再冷蔵・再冷凍を繰り返したのではないか?

さらには、冷凍ミールキットの箱に穴まで空けて、箱の中身を覗き見した疑いまで有る。

クール便の配達員として、あるまじき行為の数々。許せない。




身を守るために、ドライバー参の 月の配達サイクルを確認したら、第3週と第4週に配達に来ることが分かったのだが、

2024年11月の第3週。
さらなる怖い出来事が起こった…。


ドライバー参は、ストーカー行為が私に気づかれたのではないかと勘ぐり、10月は普通の配達員を装い、私の目をごまかそうと潜伏していた。

潜伏していた分、ドライバー参は欲求不満になっているので、
11月は おそらく また、異常配達をしてくるのでは?と思っていたが、
予測どおりドライバー参は やって来た。


昼の12時5分に配達に来るなり、
「来ちゃいましたぁーーあ~」と、愛玩動物に話しかけるような口調から始まって、よく分からないことをダラダラ言ってくるのが ものすごく気持ち悪いのだが、その日は さらに異常だった。

ウチのボロアパートの 部屋の玄関は、階段1段分くらい高くなっているのだが、

玄関のドアを開けたとたん、ドライバー参は、ドアの隙間に背中を入れてきて、
ミールキットの箱をガッチリと抱きかかえて、1段高くなっている玄関に片足をかけてきたのだ。

部屋に押し入って来そうな勢いで ものすごく怖かった。






通常なら、配達の箱をガッチリ抱きかかえるなんて事は しない。
箱の端っこを持って、利用者が受け取りやすいように渡してくるものだ。







ミールキットなんて、抱きかかえるような重さではないのに、この日のドライバー参は ぎゅうぎゅうと抱きかかえてて気味が悪かった。



その、抱きかかえる姿を見て、
以前、一度だけ起きた 気持ち悪い出来事を思い出した。


それは いつ頃だったか思い出せないが、
ミールキットを持ってきた配達員が、箱を持ったまま黙って立ちつくして、全然渡してくれない事が有って…。

さっさと渡してくれない事にイラッとした私は、引き剥がすように箱を取り上げたのだが、

その時に、配達員の手をわざと握らされたような、こちらの手も握られたような気持ち悪い感触が べったりと両手に残って、ものすごく不快だった。

でも、宅配の受け取りで手が触れる事なんて よく有る事だし、新聞の集金を払う時も たまに有るくらいだから、
両手に べったりと残った 気持ち悪い感触も、気のせいだと自分に言い聞かせて流してしまった。


その時の配達員の顔なんか いちいち見てなかったのだが、
ドライバー参の箱の抱きしめ方を見て、その配達員が同じように箱を抱きしめていた事を思い出し、

もしかしたらアレがドライバー参だったのでは?と、イヤな予感がして戦慄が走った。


そうだとしたら、故意で そんなふうに箱をぎゅうぎゅうと抱きしめているとしか思えず、

ドライバー参が部屋に押し入って来そうな恐怖と、
また 手を握らされる、もしくはエスカレートして 体を触られるかもしれない恐怖で、心身が凍りついた。

でも、何度もストーカーされている体験から、急いでミールキットの箱を取り上げないと危険だ…と感じて、反射的に体が動いた。

ドライバー参の体に触れないように、上に乗っている冷凍品の箱を先に取り上げ、その後ドライバー参に手を握られないように距離を取りながら、冷蔵品の箱を急いで引き剥がした。

その間ドライバー参は、ずっと愛玩動物に話しかけるような口調でダラダラ喋ってて気持ち悪かったが、箱を引き剥がしたとたん ピタッと黙り込んだ。


その後 ドライバー参は、玄関の段差に片足を乗っけたまま しばらく立ちつくしていて怖かった。
それは数秒の事だったのかもしれないけど、私には数十分に感じた。

(ドライバー壱、弐、参に共通することだが、ミールキットの箱を受け取ったのに、すぐに立ち去ってくれない。
KY便が配達しないはずの12時~14時の時間帯に来て、その時間を悪用しているからかもしれない。たちが悪い。)


ドライバー参の片足が ゆっくりと玄関の段差から下ろされていくのを確認してから、
目線を合わせないようにドライバー参を見ると、目付きが暴力的になっていて ゾッとした。

その目付きを見て、小学生の時 痴漢に襲われて 後ろから抱きつかれた記憶が頭をよぎった。
フラッシュバックして、その時の犯人とドライバー参の雰囲気が重なって、怖かった。




ドライバー参が、ボソボソ何か言いながら、ドアの隙間から横歩きで出て行った後、急いでドアを閉めて鍵をかけた。

怖くて、しばらく うずくまっていたのだが、
今こそ、今こそカスタマーセンターに相談するべきだ と思い、
KY便のアプリから、ホームページに入り、カスタマーセンターの窓口に入って、メール文書を書いた。


ドライバー参は、いつも名札をつけていないので、具体的にドライバーの名前を書く事が出来ず、とにかく伝票番号を頼りに、この箱を持ってきた配達員が怖いと書いた。

もっと分かりやすく書かないといけないと思うのだが、怖くて動揺が収まらず、文章が上手く まとまらない。

ドライバー参が、時間指定どおりミールキットを持って来なくて不快である事と、「1時に来たのに居ませんでしたよね」と言われて、見張られてるようで怖くて、クール便の車を見るだけで足が すくむようになったという事は書けた。



いろいろ戸惑ったが、やっと カスタマーセンターに相談のメールを送ることが出来た。
時計は昼の1時。昼食も食べてなかった。

メールは、2~3日は放置されるのかと思っていた。

カスハラだと思われたら どうしよう…とか、まともに話を聞いてくれるのだろうか?とか、オバサンの勘違いだと決めつけられたら どうしよう…とか、不安に思っていたら、
メールを送って30分で、家に電話が かかってきて、早い対応をしてくれたので驚いた。


カスタマーの係の人から、とりあえずの謝罪と、さらに詳しく話を聞かれた。

私がメールに書いた「不快」の文字に反応しているようだった。


ちゃんと説明しようと思うのだが、もともと口下手で電話が苦手で、さらには まだ恐怖で動揺が収まってないから、上手く説明が出来なくて、話が噛み合わなかった。

カスタマーの係の人が「他の配達員に持って行かせましょうか?」と言ってくれたのは ありがたいが、そういう事ではないのだ。もう、持って来ちゃってるのだ。

上手く説明できないまま、早く配達物を持ってこられることを不快に思っていると思われて、電話が終わってしまい、
私が本当に分かってほしいのは、そこではないのに…と不安になった。



それから1日経っても、どうにも不安が収まらないので、
改めて もう一度、カスタマーセンターに相談のメール文書を送った。

今度は、私が今 かかえている恐怖を、メール文書を読んだ人 全員が共有してくれるように、一生懸命に精一杯 書いた。


メール文書の最後には、ドライバー参が 二度とウチに配達に来ないようにと お願いした。

頑張って書いた甲斐が有って、私が怖い思いをしていることは分かってもらえたようで、
次の日、KY便の営業所の所長さんから丁寧な謝罪のメールが来て、ウチ宛ての配達物は ドライバー参に担当させないように対応すると書いてあった。





それから、11月の第4週の、ミールキットの配達日が来て、
普通の配達員さんが、時間指定どおりに来てくれて、ホッとした。

カスタマーセンターに相談したものの、ドライバー参が、営業所の指示を無視して、無理やり配達に来たら どうしようかと不安だったので、
ちゃんと普通の配達員さんが来てくれて良かった。


…良かったのだが、
私との距離をものすごく取ってくれて、そんなに離れてたら受け取りづらいよ…と思うくらいで。

爪先でドアを押さえて、不自然なくらいに箱の うーんと端っこを持って、渡してくれた。


もしかして、ドライバー参が言い訳で「あの人は勘違いしやすい人なのだ」と、私のことをそんなふうに言ったのか?と勘ぐってしまうような距離感だったのだが、

宅配ドライバー恐怖症に陥っていた私には、ちょうど良い距離感だった。






ドライバー参が、配達に来なくなった事にはホッとしたのだが、すぐに不安が襲って来た。

…いや、待てよ…。
ドライバー参が【クロ】だとしたら、
こんな簡単には終わらないぞ…と。



話は、11月の第4週の休日に戻る。

第3週の配達日の出来事の後、カスタマーセンターに相談して、そのあとの休日の事だった。

いつものように、ダンナさんと休日の朝ごはんの外食に向かう途中、
いつも同じ場所で待ち伏せするように停まっているクール便の車のこともチェックしたのだが、

いつもの場所には居なかったので、ダンナさんに、
「ほら、やっぱり あのクール便は、あの気持ち悪い 宅配ドライバーだったんだよ。相談した後で、こんなにすぐに あのクール便が消えるなんて、やっぱり あれは待ち伏せだったんだよ~。」
と話した。

続けて「ぁぁ~相談して良かった~。やっと、待ち伏せが無くなるよ~。ホッとしたよ~」
と言いながら、ふと、脇道に目をやると、
隠れるように停まっているクール便の車が居てゾッとした。



私は、カスタマーセンターに送った、相談のメール文書の内容を、頭の中で反芻した。

ドライバー参が、二度とウチに配達に来ないように、と お願いしたけど、
待ち伏せも しないように とは お願いしてなかった。

待ち伏せに関しては、確証が無かったから書けなかったのだ。



ドライバー参が、今までのストーカーたちよりも怖いのは、始めから 私の住所を知っているという事だ。

家まで あとをつけられそうになって、逃げ回った事は何度か有ったが、始めから知られている状態だから、待ち伏せされ放題になってしまう。

ドライバー参は、自分の立場を悪用しているのだ。




ドライバー参が【クロ】だとしたら…。


─11月の第3週の休日は、いつもの場所で待ち伏せ。

─11月の第4週の休日は、カスタマーセンターに相談後で、ウチへの配達を禁止されて、再度カスタマーセンターに相談されることを恐れてるのか?、
いつもの場所よりは ウチのボロアパートに近い脇道で待ち伏せ。

─12月の第1週と第2週は、配達サイクルの影響で、ウチのアパートに近づくことは抑止されるので、おそらく欲求不満が溜まる事になる。

…だとすると、次は、

12月の第3週の休日は、
私たちが朝 出かける時に、クール便の車が 背後から接近してくる かもしれない…と予測。


これは あくまでも、【クロ】だとしたら そういうことをするだろうという予測だが、この予測が当たってしまうということは、

ドライバー参は【真っクロ】だ
という事になる。


そんなことが頭に浮かんでしまい、先行きが不安になった。





そして、12月の第3週の休日。

私の予測は当たってしまった。

すごく怖かった…。





(4)に つづく…