ビートたけしの同名恋愛小説を映画化した「アナログ」を見た。
インテリアデザイナーの悟(二宮和也)は、
自分が手掛けた喫茶店で、
自分のこだわりを評価してくれた女性・みゆき(波瑠)に出会う。
喫茶店で何度か会ううちに好意を覚えた悟は
みゆきをデートに誘おうとするが、
みゆきは携帯を持たない女性で、
2人の待ち合わせは木曜日の喫茶店と決められていた。
しかし、悟がプロポーズしようとした日、
みゆきは喫茶店に現われなかった。
面白くないことはなかったけど、
どうなんだろう、
たとえエピソードが原作と同じだったとしても、
映画的に劇的にすべく
各人の感情を強く扱った感じはないだろうか。
だから却って絵空事に見えてしまったということはないだろうか。
もっと淡々と描いた方がよかった気がする。
監督はタカハタ秀太、脚本は港岳彦。
出演は他に、桐谷健太、浜野謙太、鈴木浩介、
板谷由夏、高橋惠子。