ディミアン・チャゼル監督・脚本の「セッション」を見た。

 

アメリカ最高峰の音楽学院「シェイファー音楽院」で学ぶニーマン(マイルズ・テラー)は、

学院で最高峰の指導者とされるフレッチャー(J・K・シモンズ)のバンドに抜擢される。

鬼教官と言われるフレッチャーの洗礼を受けたニーマンだったが、

その屈辱に奮起して過酷な練習を積み、

ついにコンテストで優勝する。

しかし、その後もフレッチャーの苛烈な指導は続き、

ニーマンは追い詰められていく。

 

緊迫感が続く作品だった。

芸術家ってそこまでファナティックなのか。

才能はその才能に見合うだけの技術の裏付けがあって初めて輝くのだろうか。

その過激さが身に染みてこないところも確かにあった。

凡人だからなあ。

一筋縄ではない展開とか、

すこぶる面白い作品なことは確かだ。

 

J・K・シモンズはこの作品でアカデミー賞助演男優賞を受賞した。

出演は他に、メリッサ・ブノワ、ポール・ライザー。