実際に起こっている銃乱射事件の被害者の両親と犯人の両親が

6年の時を経て、対峙した様子を描いた「対峙」を見た。

 

ある教会で行われる対面の準備をする職員。

そこで対面するのは、

6年前にある高校で起こった銃乱射事件の被害者の両親(ジェイソン・アイザックス、マーサ・プリンプトン)と

加害者の両親(リード・バーニー、アン・ダウド)だった。

さまざまな混乱と困難と苦悩と社会的制裁を経てきた4人の親たちが、

対峙した。

 

緊迫感に満ちた作品だった。

一触即発の場面が何度もある。

緊張してみてしまう。

やりきれなさ、無力感、

真実はひとつなのかという疑問、

それぞれが抱える闇と表面。

いろんなものがせめぎあって、

胸が苦しくなる。

どうしたらいいんだ!

って叫びたくなる。

答えなんか出ない!

それがどうした!!

ってと放り出したくなる。

 

監督・脚本は、

これが初監督・脚本になるフラン・クランツ。