役所広司主演の「銀河鉄道の父」を見た。

 

宮沢政次郎(役所広司)に待望の赤ん坊が生まれた。

賢治と名付けられた男の子は、本の好きな子に育ち、

家業も継がず進学するが、

その一途な性格のせいで迷走をくり返す。

そんな賢治(菅田将暉)を、父は叱りながらも暖かく見守る。

そんな家族を不幸が襲う。

賢治の妹・トシ(森七菜)が肺結核になってしまったのだ。

 

面白かった。

泣けた。

賢治が進学する場面の菅田君と役所さんの掛け合いは楽しい。

大笑いする。

大笑いしながらも暖かく、優しく、

宮沢賢治を生んだ家族愛の映画だった。

賢治の葛藤、

それに戸惑いながらも暖かく包んだ家族の愛。

なんかとってもいいのです。

 

監督は、職人、成島出。

手堅い演出は安心してみていられる。

原作は門井慶喜の同名小説、

脚本は坂口理子。

出演は他に、坂井真紀、田中泯ほか。