水上勉のエッセイを原案にした映画「土を喰らう十二カ月」を見た。
長野の山で一人暮らしをする作家・ツトム(沢田研二)は、
その日々の暮らしと料理をエッセイにまとめて連載していた。
ツトムのもとを訪れてくる編集者の真知子(松たか子)は、
ツトムの恋人でもある。
そんな時、同じく一人で山暮らしをしていた義母(奈良岡朋子)が亡くなり、
その葬儀をツトムの家でやることになる。
そんなにスローライフに憧れはないはずだったのに、
ずっと見ていると
自然の恵みを楽しみながら生活するのがうらやましくなる。
本当の生活ってそうなのかなあ、
って思ってみたりもする。
生きとし生けるものは死すべき存在でもある。
一日一日を普通に生きようなんて境地にいつなるんだろう。
毎日がありがたい!と思いながら生きたいけど、
まだまだダメだろうなあ。
監督・脚本は中江裕司。
出演は他に、火野正平、檀ふみ、尾美としのり、西田尚美。