主人の手術から3ヵ月たち、ようやく落ち着いてきた感じです。
なので、少し手術当日のことを書きます。
主人は息子が勤務する病院で 胃の4/3を切る手術を受けました。
しかも、診察からわずか10日での手術ということで、
心の準備をする間もないほどのスピードでの手術・・
いまとなっては本当に、ありがたいことでした。
手術当日、朝1番の手術ということで私も朝早くから病院にいき
手術を待つ主人と15分ほど面会することができました。
すると、なぜか息子がそこに現れて
「俺もはじめだけ手術室にいるから」というので
え?あなたは消化器外科の医師ではないのに・・・と思っていたのですが
実際、手術室に本当に息子がいたらしいです。
主人が麻酔で眠る前に息子が手術室にいて、周りの研修医の先生やスタッフに
「患者の家族が見に来たら緊張しちゃいますよね!」と声をかけて
和やかな雰囲気をつくっていたらしいです。
それは主人もよく覚えていました。
その後、麻酔がかかったあとに、主人の尿道に管をいれたのは息子だったとか
先日 家に息子が来た時に、
父親の手術に身内がそんなことしてよかったの?と聞くと
たまたま処置する先生が遅れていたので、
「お手伝いしましょうか?」と声をかけると
「是非やってください」と言われたので、やったまでと言っていました。
その後は、外科の先生に手術をお任せして自分の仕事に戻ったらしいです。
息子の働く病院で手術を受けるのも、ありがたかったけど
まさか、そういう処置をしてくれたなんて、驚きでした。
入院は約10日でしたが、その間、病棟にきて様子を確認してくれたり
手術後の病理検査の結果もしっかり確認してくれていたようです。
正直、医師になるまで本当に、大変の連続
息子も大変でしたが、家計は火の車
(長男にも同じように出費が続いたので)
我が家が医者家庭だったり弁護士とか税理士だったらよかったのに・・って
どうにもならないことを主人と何万回言い合ったかわかりません。
いまでも塾代とか大学の部活代とかもろもろ もっと節約できたよね・・とか
不毛な議論になることもあります。
でも、こうやって医師として頑張って仕事をする姿を見せてくれたり
主人の病気に寄り添ってくれたりすることでいままでの苦労を吹き飛ばすくらいの
親孝行をしてくれていると思っています。
今後も主人の体調を気遣いつつ 過ごしていこうと思います。