電車に揺られながら、眠気が襲ってきた。
寝不足だから仕方ない。
うたた寝しながら、約2時間の移動。
仕事へ向かう人、遊びに行く人、最も多かったのが通学中の高校生。
うたた寝しつつ、周りの特に高校生に目がいく。
彼女達は明るく会話をしてキラキラして見える。
こんな風に私もキラキラした未来を想像しながら、病院に行きたかった。
産まれてくる子供はどんな風なんだろうと、ワクワクや期待なんかを込めて…。
そんな未来はやって来ない事と、眩しく見える彼女達に更に絶望感を味わった私。
あまりに辛くて、下を向き眠る事にした。
それからやっと、終点の駅に着いた。
午前8時14分着。
確実にその時はやってくる。