こんばんは!


今朝は9時半起き。


体重は300g増でした。




今日は、母と池袋へ、映画「窓ぎわのトットちゃん」を観に行ってきました。




(画像お借りしました)


お正月休み中に観に行こうねと話していたのですが、母が胃腸炎になってしまい。

そろそろ上映終了してしまうかもしれないから、その前に!と今日行ってきました。




原作の「窓ぎわのトットちゃん」は物心付く頃には家の本棚にあったため、愛読書の1冊でした。


今回初めてのアニメ映画化で、絵柄にちょっと違和感を覚えてスルーしかけたのですが、巷でとても評判が良いので、観ることにしました。


観ることにして本当に良かったです!


独特の絵柄は慣れたらそんなに気にならず、むしろ色々なタッチのアニメーションでトットちゃんの想像の世界や、子供同士の心の交流などを描いていて、けっこう挑戦的だなと感じました。


トットちゃんの声は可愛く、脇を固める大人たち(役所広司、小栗旬、杏、滝沢カレン)も自然で良かったです。


(以下、ネタバレあります)




お話は、あまりに落ち着きがないせいで、小学校を1年生の途中で退学になったトットちゃんが、電車の車両が教室の「トモエ学園」に編入するところから始まります。


小林校長先生の「君は、ほんとうは、いい子なんだよ」という言葉は毎度涙無くしては読めなくて、それをこうしてアニメーション映画として観れていることに感動しました。


よく噛めよ食べ物を〜♪の歌は、耳では初めて聴くはずなのに、はいはい、あの歌ね!(笑)となり、懐かしさを覚えました。




トモエ学園の自由でのびのびとした校風は、今はこんなことは不可能じゃないかなと思いますが、トットちゃんだけでなく、様々な個性の生徒たちそれぞれにとって良かったのだろうなと感じます。


時間割が無くて、みんな自由に自分の好きな科目から勉強できたり、かと思えば、お弁当の時間やプールは「みんなで一緒に」やったり。


生徒の自主性を重んじて、トットちゃんが変なことをしても、怒らない。

生徒の話をよく聞く。


「トモエ学園いい学校!入ってみてもいい学校!」という子供達のはやし声を聞いて、肩を震わせる小林先生の後ろ姿に涙でした。




トモエ学園は昭和12年に開校し、昭和19年には空襲で焼けてしまいました。

"戦争さえなければ、どんなに沢山の生徒が、小林先生の手から世の中に出て行ったか、と思うと、勿体ない、と、悲しい気持ちです"と、原作のあとがきで黒柳さんは語っています。


トットちゃんたちの日常にいつの間にか忍び寄っていた戦争の影。

令和を生きる私たちも他人事ではないんだよな、と最近の世界情勢を見ていると感じます。


黒柳さんは去年、42年ぶりに続編「続 窓ぎわのトットちゃん」を発表しました。

なぜ今なのかというと、ウクライナ侵攻があり、戦時下で生きる子供達のことを考えたからだそうです。

まだ読んでいないのですが、これは読まなくちゃな...と思いました。


黒柳さんはエッセイもすごく面白いんですよね。

「トットチャンネル」「トットのマイ・フレンズ」「トットの欠落帖」「トットひとり」など笑ったり涙したりしながら読みました。


いくつになられても好奇心旺盛、ちょっとズレてる所もあるけど本人は至って真剣で、そこが可笑しい、そして温かい。

上記のエッセイで読んだ、ドラマか映画の撮影現場で、エキストラのおじさんに向けたまなざしがとても優しくて、そのエピソードがすごく心に残っています。


「窓ぎわのトットちゃん」、今、この時に映画館で観れて良かったです(๑˃̵ᴗ˂̵)




長くなってしまったので、いったん終わりますね。

もしかしたらその後のランチのことなど書くかもしれません〜。


長文お読みくださり、ありがとうございました♪