これは誰が描いた絵だと思いますか?
ご存じの方も多いかも知れませんが、、、、



実はメンデルスゾーンの絵!

彼が凄腕の絵描きだと知った時の感動といったらビックリマーク

今で言う、マルチな人なんだったなあと。

しかしながら、この細かさと律儀さ、
きち~っと整列した16分音符がころころところがりまくる、
彼の音楽と共通点があるような、、、。

彼のお部屋も整然と、きちーーっとしているんです。
メンデルスゾーンのサイトでも書斎などが見れます。

レイプツィッヒにある彼の家はミュージアムになっているようです。
家の様子や彼の絵画はこのビデオからも。。。



彼の絵や家からな~んとなく彼の暮らしぶりや人となりに
少し触れたような気がして、嬉しくなります。

音楽のイメージ作り、音のイメージ作りには、
自伝や伝記を読んだり、歴史的な背景を調べたり、
このような本人の足跡を辿って「感じる」ことが
とても大事だと思います。

楽譜の音符を拾うだけでは音楽にはならず、
どんな音色で奏でるかで、随分印象が変わります。
メンデルスゾーンはロマン派でも前期の作曲家。
音楽はいかにもロマン派的なものというより、
どちらかといえば、古典的。

ピアノも、今で言うフォルテピアノで、
2本弦のウィーン式だろうから、音も繊細で細い。
だからいっぱい並んだ16分音符が迫力や華やかさを演出する。
それを考慮して音を決めないと、
つまらないエチュードになってしまう。(苦笑)

いかにその曲が活き活きと輝く音で演奏するか。
それが演奏家の聴かせどころとなるわけですが、
そういうことを想像しながら行なう音作りは、
とっても楽しい作業なのでした。