今回のチャレンジカップの走幅跳には、男女合わせて、所沢走学校から9名も出場しました。

そのうち、なんと8名(公認大会の自己ベストも含む)が見事に自己ベストを更新しました。風が強かったので非公式の記録も含めますが、技術と経験の積み重ねが重要な走幅跳で、練習の成果を発揮できつつあるのかな、と感じました。

そのうち、7名は、私の勤務先の子供たちです。私の勤務先には、今大会男子走幅跳で優勝した千田和毅くんが在籍しています。

千田くんは、所沢走学校のキャプテンと勤務先の陸上クラブの部長も務めています。クラブや休み時間で練習をしていると周りに人だかりが出来ます。長身から繰り出される雄大なフォームは、他の子供たちの憧れの的になっています。

今回、同じ学校からこれだけの人数が走幅跳に出場したのは、千田くんの影響が大きいのでは…
と思っています。


同じ6年生で、今回、準優勝した矢澤拓実くんは、専門種目は、長距離です。ただリレーで全国大会の第一走者も務めたこともあり、100メートルも13秒4の記録を持っています。

そんな矢澤くんが、走幅跳に出場したきっかけは、夏休みに行われた川越の陸上大会でした。個人種目の出場制限がなかったので、スピードもある矢澤くん(はじめは走幅跳出場に自信がなかったようですが)に走幅跳出場を勧めました。そしたら、みるみる技術を獲得して、その大会で、準優勝、そして今回は目標の走幅跳でのB標準を突破しました。所沢走学校の二人が現在、埼玉県の走幅跳では、ランキング1位と2位になっています。

神立大空くんも同じ学校の6年生。神立くんも元々、長距離が得意でしたが、最近は短距離が好きなようです。バネのある走りで跳躍力があるので、うまくはまれば、4メートル50くらいはいくのではと思っていました。まだ、走幅跳をはじめて間もないので助走が安定してないこともありましたが、自己ベストで8位に入りました。


千田怜明くんは、前述の千田和毅くんの弟で現在、4年生、立幅跳び、学年1位の力を発揮して自己ベストで9位に入りました。まだ、4年生、体育の走高跳びでも良い記録を出しているので、走高跳びも期待できる選手です。

11位の内藤正将くんは、川越市民陸上で私が跳躍を見て、声をかけました。おそらく助走が合えば(練習をすれば)かなり記録か伸びるであろうポテンシャルを感じました。伸び盛りの5年生これからに期待です。

12位の中野智貴くんは、春先の大会から走幅跳に取り組んでいます。航空公園には砂場がなくて中々、本格的は練習をできないのがネックですが、助走もだいぶ上達してきて今回の記録につなげることができました。

14位の塚越心斗くんは、小柄ですがバネがあります。跳躍したあとに必ず悔しがる姿は陸上選手にとって期待できます。千田くんに憧れていて、いつか千田くんのように跳びたいと言っています。


今回は残念ながら記録なしに終わってしまいましたが、4メートル6の自己ベストをもつ岸田くんも出場してました。小柄ですがキレイなフォームで跳びます。小柄な選手は是非参考にしてほしいです。

女子では新井夢那さんが出場しました。スピードのある選手で、助走を思いきり走れるところが長所です(女子は中々、全力で走れる選手が少ない)。今後は助走の距離を安定させられれば、更なる記録更新が望めます。


これからも所沢走学校から走幅跳にチャレンジする子が増えることを願っています。私も更に研究していきます。