女子高生のスカートはなぜ短いのか? | 行列のできないブログ( 本当は、行列の途切れないブログ )

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2011年9月に「家庭菜園ブログ」としてスタートしましたが、いつのまにか道を踏み外してブレまくり、野菜作りとは何の関係もないことばかり書くようになりました。なお、このブログには農薬と化学肥料は使用しておりませんので、安心してお読みください。





 え~、本日は、新春徹底討論『女子高生のスカートはどうしてあんなに短いのか?』にお越しいただきまして、ありがとうございます。
 私は、司会を務めさせていただく大川栄尺です。よろしくお願いします。
 さっそく、パネリストのお三方(さんかた)を、ザックリご紹介いたしましょう。

 まず、右側の端に座っておられるのが、経済評論家で、シャンソン歌手でもいらっしゃる萬田スジ子(マンダ・スジコ)さんです。
 本日は埼玉県の、とある山村(さんそん)で開かれた『新春新人山村シャンソン・ショー』からお帰りになる途中で、この討論会に寄ってくださいました。

 次に、真ん中に座っておられるのが、昨年の暮れに『援交は文化だ』という著書をお出しになった文化女子大学教授の、助田平吉(スケタ・ヘイキチ)さんです。

 そして左側に控えておられるのが、日本の風俗習慣にお詳しい、風俗研究家の本部長(モトベ・ナガ)さんです。


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 モトベ 「ちょっと待ってくれよ。なんだいその風俗習慣てのは? 俺は風俗には詳しいけど、習慣は関係ないよ。俺が専門にしてる風俗ってのは、フーゾク営業とかフーゾク嬢のほうの風俗だからさ。でも、ほら、俺って風俗通いが習慣になってるから、風俗習慣でも間違いじゃないんだけどさ」

 大川 「そうですか・・・。とりあえずモトベさんには、その風俗の観点から、ご意見を伺えればと思います」
 
 モトベ 「それにしても、女子高生のスカートはどうして短いかなんて、よくもまあそんなくだらないことで討論会を開いたもんだな。あんたら、よっぽどヒマなんだね。まあ、そういう俺も、ヒマだからここに来たんだけど」


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 大川 「では、さっそくなんですが、マンダさん」

 マンダ 「なあに、大川さ~ん?」

 大川 「モトベさんのほうから、この討論会のテーマはくだらない、という厳しいご意見が出されましたが、マンダさんはどのようにお考えでしょうか?」

 マンダ 「そうねえ、経済に関心をお持ちでない方にとっては、たしかに、女子高生たちが太ももをむき出しにしていようが、パンツをチラチラ見せていようが、そんなことはどうでもいいことかもね~。でも、経済学的な見地からは、女子高生のスカートの長さって、なかなか興味深い問題を含んでいるのよ」

 大川 「ほう、そうですか。たとえば?」

 マンダ 「たとえばね、女子校生たちとはいえ消費社会の重要なメンバーなわけだし、彼女たちの購買力に支えられてる業種もいくつかあることを考えれば、仮に彼女たちをターゲットにしたビジネスを営もうとする場合には、どうして彼女たちのスカートは短いのか、という理由を徹底的に分析し理解することは、そのビジネスで成功を収めるための必要条件というか、基本事項よね」


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 大川 「なるほど。では、スケタ先生、マンダさんからこのようなご意見が出されましたが、先生は、その理由というものについて、なにか具体的なお考えはございますか?」

 スケタ 「なぜ女子高生のスカートは短いのか、という疑問に対する答えを得るには、いくつかのアプローチが考えられますが、アリストテレスなどが用いた事物の対立という弁証法を取り入れて考察してみれば、なぜ彼女たちのスカートは長くないのか、という論点を導き出せるわけで、では、スカートが長いことに彼女たちはどのような不都合を感じているのか、という疑問が必然的に提示されるわけですね。そのような視点からこの問題を考えてみることによって、スカートの短さに対する答えを多角的な視野から検証できるわけです」

 モトベ 「何をごちゃごちゃ言ってるの? あのさ、俺に言わせりゃ、女子高生が短いスカートをはいてるのは、要するに自分を見て欲しいからじゃないの? アンヨをさらけ出して、男たちの気を引きたいんだろうよ」

 スケタ 「実はですね、私のゼミの学生たちがリサーチした限りでは、短いスカートをはいている女子高生の多くは精神的に非常に未熟である、という結果が出ました。つまり、男たちの気を引こうという計算をするほど、彼女たちは大人ではない場合が多いようです」


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 大川 「では、なぜあれほどまでにスカートを短くするんでしょうか?」

 スケタ 「それは、おもに同性の目を意識してのことでしょうね。彼女たちがもっとも気にするのは、実は自分と同じような女子校生たちの視線なんです。他の女子生徒たちにカワイイと思われることこそが彼女たちの願望かもしれません。大人の男たちの目を楽しませたり、欲情を誘ったりするのは、彼女たちにとっては二次的なこと、というか、むしろどうでもいいことかもしれません」

 モトベ 「へえ、カワイイと思われたいだけのために、凍えるような冬の寒さの中でも、ナマアシの太ももをさらけ出さなきゃいけないんじゃ、女子校生も大変だな。そんで、スカートの中にはパンツを1枚はいてるだけだろうから、プッシーとかに悪影響はないのかね?」

 マンダ 「たとえば私の姪っ子は、膝が隠れるスカートをはいて学校に行ってるし、毎日しっかり勉強もしているわけだから、日本の社会にはスカートの短い子もいれば長い子もいて、一概に女子高生というくくりで論じるわけにはいかないわ」

 スケタ 「実は、これも私のゼミの学生たちがリサーチしたことなんですが、女子高生のスカートの丈と、学校の偏差値は正比例する、という結果が出ています」

 モトベ 「つまり、アホな学校の生徒ほど、スカートが短いってこと?」

 スケタ 「少なくとも、私のゼミではそのような結論に達したと申しておきましょう」


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 モトベ 「だったらさ、俺んちの近くにある女子高の生徒たちなんて、スカートをはかないで、パンツだけで歩いていてもおかしくないよ」

 スケタ 「モトベさん、いくら偏差値が低いといっても、スカートをはかないわけにはいかないでしょう?」

 モトベ 「あのさ、今のはただのジョークだから。ジョーク」

 スケタ 「そうですか・・・。なお、これも私のゼミが独自に出した研究結果ですが、学校単位で見た場合、援交をしている女子生徒の数と、学校の偏差値は反比例します」

 モトベ 「アホな学校ほど、援交してる生徒が多いってことだね。そういえば、何年か前に俺が付き合ってたアホな女子高生なんて、アメリカの現大統領はジョージ・ワシントンだとか言ってたもんな」


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 マンダ 「あら、モトベさん、援交してたの? それって犯罪でしょ?」

 モトベ 「援交でムショに行った奴はいないよ。つまり、援交なんて犯罪のうちには入らないってことさ。正確にいえば、自治体ごとに定められてる淫行条例に違反するぐらいのもんだね」

 マンダ 「まあ、いやだ。あなたみたいなオッサンがいるから、女子高生が援交しちゃうのよ」

 スケタ 「買い手がいて、売り手がいて、マーケットが形成されているわけですね」

 マンダ 「そんなの、社会の闇に存在するブラック・マーケットよ。けがらわしい!」

 スケタ 「刑事責任年齢は14歳です。つまり、女子高生は社会的に見れば大人なんです。彼女たちが自分のカラダで金銭を稼ごうとする労働の自由は、認められてもいいかもしれませんね」

 マンダ 「そんな自由を認めたら、この国の風紀はどうなるのよ!?」


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 大川 「どうやら議論が白熱してきたようですので、少し話題を変えましょう。スケタ先生、先生がお出しになったご本『援交は文化だ』は、実にいろんな方面から非難されているようですね」

 マンダ 「話題、変わってないじゃないの!」

 スケタ 「はい、たしかに非難を浴びていますね。嬉しいじゃありませんか。それだけいろんな人があの本を読んでいるということですからね。それを裏付けるように、アマゾンの援交図書部門では、5週間連続で第1位になっています」

 マンダ 「スケタ先生、いい歳こいて、援交は文化だなんて言ってる場合じゃないでしょ?」

 スケタ 「どうやらマンダさんは、援交は文化だ、という言葉の意味を取り違えておられるようですね」

 マンダ 「あら、だったら、正しい意味を教えていただきたいものだわ」


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 スケタ 「つまり、こういうことです。今から10年ほど前に、各地の自治体が次々に淫行条例を制定してからというもの、やはり女子高生と付き合って条例違反で逮捕された場合の社会的ダメージを懸念する男たちが急増した結果、援交の主流は女子高生から女子大生へとシフトしていきました。私が勤務する文化女子大学は、JR新宿駅の南口の近くにありますが、地の利の関係か、それとも自由な校風のせいか、歌舞伎町の風俗関係のお店で働く学生もたくさんいます。そして、やはり店で知り合った男性と、金銭を目的にした自由恋愛の関係を結ぶ学生も多いようです」

 マンダ 「それが、援交は文化だ、と何の関係があるの?」

 スケタ 「まだおわかりになりませんか? つまり、援交は文化だ、というのは、援交は文化の一形態である、という意味ではなく、援交するなら文化女子大学の学生が狙い目だよ、という意味なんです」

 マンダ 「あのね、そんな本を書いて大丈夫なの?」

 スケタ 「大丈夫じゃないから、いろんな方面から非難を浴びてるんですよ。わっはっは」





 大川 「ところで、討論のテーマがズレてきましたので、ここでいったん休憩に入らせていただきます」

 マンダ 「休憩のあとで、また女子高生のスカートの話をするの? 私、もう帰らせていただくわ。こんな馬鹿げた討論には付き合っていられない!」

 モトベ 「俺も帰るよ。というか、これからちょっと歌舞伎町のほうへ行ってみようかな。大川さん、あんたも一緒に来るかい?」

 大川 「いえ、遠慮しときます。実は私、先週スケタ先生のご本を読んで、歌舞伎町へは、すでに何度か行ってるんです。えへへ・・・」


(終わり)