今日はトコロジストの会の4月の活動日。参加者は、小学生1名、幼稚園児4名を含めて12名でした。

実は今日は、巣作りの始まった巣箱の様子を観察しようと思っていたのですが、まだそれほど活発に親鳥が出入りしている様子ではなかったため、オタマジャクシやアリなど活動をはじめた生きものや、季節の花などを観察しながら歩きました。

特に今日面白かったのは、ルーペを使ってオタマジャクシの口を観察したことです。
今まであまり見る機会がありませんでしたが、パクパクと動いている口に数列にわたって櫛状の歯が生えていたのです。これにはみんな感心することしきり。この歯で石などに付着しているものをこそぎ落としたりしているのでしょうか?オタマジャクシのイメージが変わってしまいそうな体験でした。

観察会も後半になってくると、オタマジャクシをさわれなかった子も、友達同士でつまんで触っているうちにすっかり場になじんでいます。

こういう体験をして子ども同士が仲良くなって、一緒にタンポポの綿毛をとばして遊んでいる様子を見ていると、自分の子どもの頃のことが重なってくるようです。

なんとなく幸せを感じるとともに「そうそう!こういう風景を取り戻したくてこの観察会を始めたんだよなあ。」と一年前のことを思い返していました。



こういう場をもっと広げていきたいですね。少なくとも自分の手が届く範囲では。