オーストリア乗り換え。入国審査のお兄さんは強面でしたが、「ありがと」なんて日本語で言ってにっこりしてくれました。
そして入国の荷物検査でペットボトルをとられる。そうだった、乗り換えでもそうなっちゃうんだな……!
そんで飲み物がなくなっちゃったので、オーストリアの空港ではじめてのお買いもの。エビアンです。
学生風の一団(飛行機で遠征かしら……ジャージみたいの着てた気がする)に取り巻かれながら、なんとかはじめてユーロ使用。
F13番ゲートと飛行機内で見ていたけど、出発ゲートの一覧を一応確かめようとしたら、リストに17時10分ベニス行きが載っていない。
あわあわうろうろして、いろんな人に切符を見せてみると、あっちですよvと親切に教えてくれる、しかしこのリストには載っていないけど大丈夫? ということについて、語学力の問題で確認できない!
結局切符に書いてあるのはボーディングタイムであり、出発時間は違うみたいで。
ていうか、ボーディングタイムってなんだ。(集合時間みたいです)
ということで、出発は17時40分で、それならリストに載っていた。F13で間違いない。
これ……たぶんウィーンの空港。
乗り遅れたくないのでウロウロするのはやめ、11番(13番ゲートはすごくこんでたので)のとこで座って、時間まで姉はイタリア語の本、私は英会話の本(イタリア語は完全にあきらめてた)を見て待つ。
姉はどうやらここまでの飛行機の中でかなり頭が痛くて体調が悪かったようですが、飛行機おりたらおさまったと言ってました。そう……この時点では、そう言っていたのです……
時間が近づいたので、トイレで姉とはぐれかけながらも(トイレが地下にあったんだ)時間前に13番ゲートに行きました。が、どうやら飛行機のほうが遅れている。
アナウンスがよく聞き取れず、なぜ遅れているのかはわからない。
日本人と思われる男性が、一人で日本の新聞を読んでいる。医者なんじゃないかとか彼の素性を勝手に想像しつつ飛行機を待ちます。確かになんとなく医者っぽかった。(根拠なし)
ゲートが開くと、その先には階段があり、降りたら外で、なんか間違えたんじゃないかと不安になって振り返るとその医者(推定)が来ていたのでじゃあ大丈夫かと(根拠なし)、その前に来ていたバスに乗り込む。ていうか、寒い!! とうとうユニクロウルトラライトダウンの出番です。
バスから降りると、成田→ウィーン間のものよりかなり小型な飛行機が待ってました。
乗り口まで、タラップっていうのかな、階段みたいのがついてて、姉が「大統領みたい」と言いました。そう言われれば……
大統領のように振り返って手を振りたい衝動にかられながら中に入る。
成田→ウィーン間に死ぬかと思ったらしい姉。ウィーン空港の間は元気そうでしたが、このウィーン→ヴェニス間では、姉は酔ったように気分が悪かった模様。
乗ってた時間は二時間もなかったかな?
わたしは眼下にヴェネツィアが見えてきたとたんにテンションはマックスでした。あんな夜景、見たことなかった! イタリアに行くくらいならイギリスに行きたいと思ってたことはとりあえず脇において、来た瞬間に来てよかったと思いました……
わたしの人生で一番きれいな夜景はたぶんここになるんだろうなと思いました。山とかないし、ずーっとずーっと先まできらきらなの。
そしてこの感動をね、ほら、同行者とわかちあおうとするじゃない?
おねーちゃんおねーちゃんほら超きれい、て言うじゃない?
姉は、一応一回頭をあげてくれました。
そしてすぐに背もたれに倒れ直しました。心の底からそれどころじゃないというご様子がわたしにもわかりました。
ごめんね、どうしてあげることもできない……☆
とにかくすごくすごくきれいでした。できればしばらく上を旋回してほしかったくらい。でもそうしたら姉の寿命が尽きてしまったでしょう……飛行機は空港へ。
空港を出るとすぐ、みゅうの人が迎えに来てくれてました。
航空券とホテルとは、今回ミキツーリストって会社のみゅうっていう個人旅行のとこから予約してました。
そのオプションで、ヴェネツィアのみ、空港からホテルまでのお迎えを頼んでいたのでした。
これがけっこう高かったんだけど、ヴェネツィアは初日だし、到着が夜だし、空港からホテルまでに色々乗り継がなきゃならないということで、ここだけ頼みました。
これ、ほんと、正解でした
なぜって、真っ暗だったし、姉はグロッキーだったし、荷物は重いし、さらに雨が降ってたし、かなり遠かったし、なにより道が! 道が!!
迷うなんてもんじゃない。
お迎えの人は英語のみだという話だった気がしますが、会ってみると日本語も話せました。イタリアの女性でした。
空港から、まず車で……40分くらいかな?
それから水上タクシー。これで15分くらい。それから歩きで10分くらいかな。
水上タクシーは、つまり船でした。屋根のついてる、8人位乗れるかな、てくらいのボート。
そこでリアルト橋のタク乗り場でおりました。
そこから歩いたんですけど……
何度も言いますが、道が!!
ヴェネツィアは迷うと、事前に情報として聞いてはいました。
しかしそれにしたって、あんなんだとは思わないでしょ……!
わたしたちは、お姉さんが、疲れてる私たちのために、近道を案内してくれているんだと思いました。
二人並べるのがギリギリなんじゃないかってくらいの道をするすると通っていくお姉さん。私たちは石畳をガタガタとスーツケースひっぱって必死についていきました。
どこまで行っても道が細いのに、平然とそこにお店とかあったりして。これまさか、こんな道しかないんじゃないか……お迎えなかったら絶対たどり着けなかったな。姉にいたっては完全に無言です。お願いはやく彼女を休ませてあげて!
ホテルはサンマルコ広場近くで、ホテルサン・ガッロ。
ここ、すごくいいとこでした!!
全部で12室って言ったかな? 小さいホテルみたいなんだけど、とってもきれいで、かわいくて、朝ごはんもおいしくて、大満足でした。
チェックインをすませてお部屋に入ると、小さめではありますが、ほんとにかわいい!
お部屋は七号室でした。鍵についてる丸いキーホルダーがまたかわいかった。
なんで引きの全体像の写真がないのかというと、限界を超えようとしていた姉がベッドに座りこんでいたからです(笑) 姉入りの写真ならあります!
これ。イタリアにいる間、何度も何度も見ました。便座の横にある、あれです!
あれ、なんとビデなんですって。イギリスでは見ませんでした。この後ウィーンに行ってからも、無かった。
でもイタリアでは、ヴェネツィアでもフィレンツェでも良くみかけました。ホテルに限らず、美術館とかにもついてんの。
水が出てくるので、それでばしゃばしゃ洗うらしいのです。ええ……?
なぜ股間だけそんなに洗おうとするのかしら、バスタブもほとんどないような文化なのに。ん? バスタブがないからなの? 上から水が流れるシャワーだと洗いにくいからなの??
そんなバスタブのないシャワーがこちら。
そうなのか!
ちょっとびっくりです。バスタブがないこともあるってどういうことかしらんと思っていたら、こういうことなのね。
ここでもちょっとあーそうかあと思ったけど、後にフィレンツェに行ったら、ここよりもさらに驚きのシャワーブースでした。
そんなこんなでわたしがお部屋の探検をしている間、疲れ切った姉が何をしていたかというと、アイフォンとの熾烈な戦いに挑んでいました。
わたしの子はドコモのスマートフォンで、特に海外設定は不要で、自動で海外パケホーダイに切り替わってくれたし、電話も使えました。
しかし姉の子はソフトバンクのアイフォン様……
設定が必要な上、それがなかなかに複雑なようで。しかもそういうのって、日本で練習していくことができないわけですよね。
そこで日本で調べてきた紙を見ながらしばらく格闘していましたがどうにもならず、24時間受け付けのソフトバンクの問い合わせ先に電話し、そこで受けた説明のはちゃんとできてるはずなのに使えず、また電話し、また電話し、また電話し、たぶん4回か5回くらい電話したんじゃないのかなぁ……最終的には、すみませんが日本時間で9時をすぎたらこちらの電話番号に電話してくださいと言われてました。
結局なんだったのかな……使えたり使えなかったりしていたみたいです、アイフォン様。
ヴェネツィアはどうやらけっこう電波が悪かったように思うので、そのせいもあるのかな……
時差ボケなのか疲労なのか、あまりに眠くて、持ってきたお菓子をかじるのみですぐに就寝。
朝7時にタイマーかけてましたが、午前三時ごろに姉が目を覚まし、つられて私も目を覚ましました。なんかすごく良く寝た気がする……ということで、翌朝は6時にして朝食(八時からだった)より前にお散歩に行くことにする。
よく考えるともしかしたら、ちょうどサマータイムが終わる日だったし、一時間プラスになっていたんじゃないかしら……
サマータイムって不思議です。すごいよね、夏と冬とで、一日の時間をずらすって。
ということで、翌日からヴェネツィアを散策です! 美しいぞ、美しいぞヴェネツィア!!