4月の終わり頃のことだった
すぐに会いに来てくれる・・・
買い物を終えて車で帰宅したところ
我が家の前を
夫婦らしき男女二人組が通り過ぎようとしていた
一瞬 女性と目が合った
「あれ?」
その顔に見覚えがあった
隣の特徴的な男性を見て更に確信した
エンジンをかけたまま
車から飛び出した私は
「Mさんですかっ⁉️」
二人組の後ろ姿に声を掛けると
言い終わらないうちにすぐに女性が振り返り
「ぴょんこ先生⁉️」
すぐにお互い駆け寄り手を握り合った
ホントにびっくりした
💦
その二人組は 卒園生の両親だったのだ
卒園以来 実に11年ぶり⁉️
子どもと違い 大人は案外変わらないので
お互い すぐにわかった
Mちゃんはもう高校2年生だという
幼稚園時代はホントに色々なことがあった
そんな懐かしい思い出話や
Mちゃんのこれまでの成長の様子
現在のMちゃんの活躍ぶりなど
話は尽きなかった
嬉しい時間だった
こんな出会いはなかなか出来ないからと
写真を撮らせてもらっちゃった
今でもMちゃんの話に私が登場するらしく
会いたいと言ってくれているという
連絡先をその場で交換し
「いつでも遊びに来てね」
と伝言をお願いして その日は別れた
初めの出会いは
Mちゃんが年中組の時のことだった
担任は
新卒の不慣れな先生
Mちゃんの対応にかなり手こずっていた
Mちゃんは自由人
とにかく個性的な面白い子だったのだ
多国籍の血が通っている
新卒の
緊張でガチガチの真面目な先生は
Mちゃんに振り回されっぱなしで
クラスはなかなか大変なことに
私は
その新卒の先生をサポートするために
そのクラスに入ることになった
その担任の先生は
学生時代は いわゆる優等生
先生にも親にも反抗したこともなく
お勉強は良く出来て
規則はきちんと守り 人には優しく
失敗して叱られたり
注意を受けたこともなく
いつも褒められて育ったという
ん〜〜〜
そういうタイプの先生は
とかく躓きやすい
挫折を知らず お利口さんで育った人は
融通が利かず 失敗に弱い
自分に上手くできないことがあることに
とにかくショックを受け 傷つき
足がすくんで前に進めなくなる
子ども中心の保育ではなく
先生自身のことで
いっぱいいっぱいになってしまうのだ
生身の子どもたちとの関わりは
マニュアル通りにはいかない
このタイプの先生は
指導書に書いてあることを形だけ取り込み
型にハマった管理型保育をしてしまいがち
そこにハマらない子ども
はみ出してしまう子どもが
ダメな子としてレッテルを貼られてしまう
自分を苦しめているのは
その子たちの存在だと
とんでもない勘違いをして
気付かぬうちに 責任転嫁
教育の本質を見失っていく
新卒の一年目は
何もかもが学び
失敗しながら 間違えながら
子どもと一緒に成長していくものだ
初めから 完璧にできる人など存在しない
それをフォローするために先輩たちが
いるのだ
未熟ながらも
思いや情熱はちゃんと伝わるものだし
未熟だからダメだとは思わない
でも
挫折を知らない 完璧主義の真面目さんは
自分で自分を追い込んでしまう
もったいないな〜
もどかしいけれどどうにもならない
私はその新卒の先生に
初めから上手くやろうとしないで
もっと肩の力を抜いて
子どもたち一人一人のことを知って行こうよ
自分のことも知ってもらおうね
完璧じゃなくていいんだよ
子どもには
ありのままを見せていいと思うよ
足りないところはフォローするから
思い切って子どもたちと向き合ってごらん
そんな風に伝え じっと見守った
幼稚園の先生は
保護者との関係作りも大切
日頃の何気ない会話の中に
大切なヒントが隠れている
保護者会では たくさんの保護者の前で
いろんな話をしなければならない
ちょっとした雑談やユーモアも時に必要だ
しかし この先生は
保護者が怖くて会話ができないのだ
まあ
ついこの間まで大学生だったことを考えれば
仕方ない面もあると許容し
長い目で見て行こうと
プレッシャーにならないよう配慮しながら
常にクラスに入って共に保育を進めた
ところが 残念なことに
夏休みが明けた二学期には
もう 幼稚園には来られない状況になり
退職するに至ってしまった
そんなわけで
担任不在になってしまったそのクラスを
私が代わりに受け持つこととなったのだ
主任としての仕事と兼務する形なので
正直 目の回るような忙しさだった
それでも
担任として子どもたちと関わることができるのは
とても嬉しく やりがいを感じた
本来 私は
主任なんて管理職ではなく
担任として保育をしたいと常に思っていた
そんな願いが叶ったかのように
それからの日々は
ひたすら保育に夢中になった
何しろ 久しぶりの担任業務
代行と言えども 担任となれば
クラスの子どもたちと
本気で向き合わなくてはならない
とにかく 無我夢中の毎日だった
そんな思い出深いクラスにいたMちゃんとは
たくさんの思い出やエピソードがある
母親ともたくさん話し合った覚えがある
彼女からは
たくさんのことを学んだし
気付かされることも実に多かった
対応に苦慮する子どもとの出会いは
自分が教師として成長するチャンスだと思った
知恵を絞り 保育を工夫した
根気強く 様々な関わり方を試した
共に楽しんだり 共感できることを探った
その子がキラリと輝く場面を
絶対に見つけ出すと決め 努力した
信頼関係はとにかく大切
子どもであっても人としての尊敬を忘れない
そして何より
その子が愛されていると感じるほどに
心から愛し 大切にした
初めは
対象の子どもに対してこのように一所懸命向き合った
そして はたと気付く
これは
特別な子どもに対してだけでなく
全員の子どもに行わなければいけない
ということを
教師は手を抜いてはいけない
楽をして
簡単にことを進めようとしてはいけない
どんなに大変でも諦めてはいけない
子どもの成長を信じ続けなければいけない
この時の担任代行業務に携わったことで
これまで漠然としていた教育観が
より明確になった気がする
この時の体験は
その後の主任としての在り方にも
大いに影響を与えた
Mちゃんの両親と再会した翌日
Mちゃんからラインで連絡が来た

トキメキながら
何通か やり取りをして
その時は終わった
数日して また連絡が入り
「ぴょんこ先生に会いたい💕」
とストレートに❣️
あっという間に 再会の日が決まった
八ヶ岳旅行に出かける前日だった
自転車に乗って
大きく成長したMちゃんが
我が家に遊びに来てくれたのだ





敬語なんか遣っちゃって
それなりに私に気を遣ったり
初めは モジモジと
恥ずかしそうにしていた
それでも
話しているうちに
Mちゃんらしさが溢れて来た
特に
学校での様子や
部活でのエピソードなどを語る目は
キラキラ輝き
充実ぶりが伺えて 嬉しかった
会いたいと思ったら
すぐに会いに来てくれる・・・
この行動力がMちゃんらしいな〜
そういうところが私と似てる〜
最後に写真をパチリ
街で
成長した教え子を偶然見かけることも
時々ある
それも 心が踊り嬉しい瞬間であるが
今回のように
わざわざ会いに来てもらえるなんて
ホントに
言葉にできないくらい幸せ


神さまからの
ステキなプレゼントだな🎁✨
先週の土曜日
Mちゃんの学校で体育祭が行われた
彼女の他にも
その学校には 教え子が数名通っていた
彼女たちの頑張る姿を観たくて
行って来ちゃった

やっぱり体育祭っていいな〜

元気を
いっぱいいっぱいもらって来たよ
ただ ただ 感謝




