いま、僕が参加しているコミュニティの中には、
40歳も年が離れている友人とのコミュニティがあります。
12月1日は、そのコミュニティ、20代後半の若者3人とのブレスト会議でした。
この会議は、個人で動くことが多いメンバーが集まって、
自分のビジネスネタをぶつけ合って意見交換をする集まりで、
コロナで会うことが制限される中、実際に会って交流する
貴重な雑談の時間でもあります。(^.^)
そのとき、いつも集まる会場からとてもはっきりと見えた富士山の写真です。
前日の雨風のため、きれいに洗われた空気で、スマホでも良くとれた富士山でした。
これをきっかけに、若者3人につたえたいことがありました。
僕がまだ、中学、高校生だった頃の所沢の話です。
当時はこんなきれいな富士山は見られまんでした。
高度成長の名のもとに、公害があり、大気汚染はあり、光化学スモッグは
日常でした。
それは、経済発展の豊かさと引き換えに、目をつぶることが当然という社会でした。
食べ物といえば、チクロ、サッカリンなどの合成甘味料、合成着色料などの
子どもの健康といいうよりも、合理性、経済性重視したお菓子などが多かった時代です。
その後、車は排ガス規制や、公害訴訟などがあり、次第に世の中の常識が少しずつ
変わり始めました。
さて、所沢ではどうでしょう。
一番ひどい時の柳瀬川のことですが、家電や、自転車、
ひどいときには動物の死骸なども浮いていたそんな川でした。
そこに、救世主(勝手にそう思っている)の登場です!!(#^.^#)
(この写真はきれいになっている現在の柳瀬川です。)
救世主は、外から来た人ですが、とても自然を大切に、
自然と人間が共生できることを実践を通じて教えてくれました。
大人にはきびしくも、子どもには優しい宮崎監督です。(*´▽`*)
宮崎監督を中心に、柳瀬川をきれいにする会というコミュニティが動き出します。
所沢市、東村山、清瀬など、周辺の住民を巻き込みながら、
定期的に川をきれいにし、川の生態系を復活させる活動を進めます。
1年、2年続けても、そんな簡単にきれいになるのもではなく、
それでも活動は続いて、数10年後には、アユなどを放流し、
いまは、釣りやキャンプなどできるような川に復活させました。
人間の経済活動は地球環境にはとてもストレスがかかることが多いですが、
実は、人間の英知で克服してきたことのあるのです。
一部の科学者や政治家だけでなく、一人ひとりの活動が、
自然を蘇らせることも可能なのです。
3.11の大地震をきっかけに、地元の所沢に戻ってきた僕にとって、
住民パワーによる、この柳瀬川の復活はとても勇気をもらったことと、
自分が求めている“豊かさ”がなんであるかを学ばせてもらった気がしています。
いま、僕は所沢高校生と、起業セミナーや、株式会社設立など、
経済活動の話をしています。
そこでは、豊かさとは、お金を稼ぐばかりの経済発展ではなく、
きれいな富士山を見られることや、近くの雑木林で昆虫をとったり、
柳瀬川で遊べる自然なども併せて話をします。
夏の柳瀬川、本郷と清瀬。
我が家で卵から → 幼虫 → サナギ → 蝶々になりました。
還暦を超えた僕が、いまできること。
それは、40歳離れた友達や、後輩、自分の子どもや孫に、
自分が生きてきて、僕が経験し、感動してきた“豊かさを”伝えていくことが
残りの時間の使命なのだと思っています。
<二度見おじさん>
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