先日、ニュージャージー州の中部、ロビンズビル(Robbinsville)にあるスワミナラヤン寺院(BAPS Swaminarayan Akshardham)に行ってきました。
圧巻の建物・空間でした。
2023年に公開されたばかりの出来立ての寺院です。まだまだ建築中の部分もあります。まさに生きた宗教を感じさせる寺院です。
名前にあるBAPSとは、ボーパールアカデミー・オブ・カルチャー・アンド・スピリチュアリティ(BAPS)として知られる国際的なヒンズー教の宗教団体のことで、この団体が建設した寺院ということです。インド本国はもちろんアメリカの各地にもこの団体が建設した寺院があるそうです。
場所はニュージャージー州の州都、トレントン(Trenton)から20分くらい北のロビンズビルというところの郊外にあります。広い駐車場があり、そこから歩いていくと入り口の大きな像のある広場になります。
寺院のあるエリアに入るにはセキュリティのチェックがあり、向かって右の建物が入り口となります。この日は午後に行ったのですが、入り口までにかなりの列がありました。(私が帰る時にはもっと長い列でした)午前中に行ったり、夕方に行くなどちょっと時間をずらした方がいいかもしれません。
入り口の建物の中もすごい立派です。色々なホールがあり、イベントに使われているのでしょうね。
さて、入り口の建物を抜けると、目の前に寺院が広がります。その大きさは圧巻です。
アメリカにあるヒンドゥー教の寺院では最大、世界でも2番目に大きいそうです。高さは213フィートもあります。
この寺院の前の広場を囲むように建物や回廊があり、そこにも数々の彫刻が飾られています。これらの彫刻は全部インドから材料を取り寄せて、インド人の彫刻家や技術者が作り上げたそうです。
寺院の中にも入れます。向かって左側が入り口です。
中の装飾は圧巻です。写真撮影ができないので、画像でお見せできないのが残念ですが、大理石の彫刻が壁から天井までぎっしり、その繊細さや物量には圧倒されました。
建物の中は大きな御本尊とその後ろに広がる空間でできていて、ものすごく広いです。
ヒンドゥー教の教えや物語を表した像や偉いお坊さんや王さま?の像がこれでもか、という感じで飾られています。
生きている寺院、というところが日本のお寺とはちょっと違う感覚になりますね。
帰り道はまた入った建物を抜けて出てくるかたちになります。中にはお土産物やさん、インド食材やインド料理のレストランもありました。
とにかく圧倒される場所です。ぜひ一度足を運んでみられるといいと思います。今まさに活動中の宗教の場所ですから、信者の方を尊重して見学する必要はあると思いますが、一般の人の見学も歓迎してくれているようです。
日常とはちょっと違った世界に入ることができます。それとインドのパワーを実感できますよ。