こんばんは。CEGの【紀藤】です。

飲食店の採用をメインでやっているので,そんなお話を一つ。


とある上場企業の居酒屋のチェーン店のエリアマネージャーと商談。
東京で100店舗近くある業態。
業態Yは、東京でのFC展開を約80店舗している。
直営の店舗は20店舗ほど。

新聞でワタミが最高益を出した理由のひとつとして、ビールなどの値段を下げたりと、
市場のニーズにうまく対応した戦略で顧客の獲得に成功した(らしい)。
「御社はどうなんですか?」
と聞くと、
「いやー、うちはFC展開で拡大しているから難しいよ。
 だって、うまくやってるオーナーさんもいるわけでしょ。
 そうすると、業態全体でビールを安くしたら、うまくいってるとこはただ目減りするだけ。
 利益がへっちゃう。
 そうすると、下手すると訴えられたりもするんだよ、実際。」
そういって、難しいねえと、つぶやいていた。

ちなみに、業態としては本当は業態Iを展開してきたいとのこと。
お客さんも安定して入るし、人気もある業態、I。
でも出来ないんだって。。。

理由は、【業態Iは、ぱっとでのオーナーさんが出来るオペレーションじゃないから】。
業態Yのように300店舗も展開していると、大量発注を業者にするから、
ある程度の仕込みの部分もお願いできるんだって。
だから17時からオープンでも、16時30から仕込み始めれば、
2ヶ月前までサラリーマンしかしたことがないオーナーさんでも、ばっちり営業できる。
そんなメニュー構成。

でも業態Iは、店舗数がないから、そんな発注はできない。
自分たちで効率よく仕込まなければいけない。
単価も女性が多いから、なかなか伸びない。
店長の手腕が試される。

しかしながら、裏を返せば、人気がある業態だから故、宴会をうまく入れることができたり、
人件費をうまくコントロールできるオーナーがいれば、しっかり利益を出すことができる。
そんなオーナーさんを紹介できないかな、と
とあるFC展開をしている飲食店を思い出したのでした☆