本線 大町~南富山駅前(その3) | う、うまれるっ!(第六ステージ)

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間もなく、当ステージの記事更新を終了し、第七ステージに移行します(第一ステージと同じになります)。

停留場に近づくために、横断地下道を潜ります。

あっ、その前に周辺の観察からします。交差点そばに小さな祠が2つ。明らかに右側のほうが木造で、作りが古いことが判ります。左側にご神体が置かれ、右側は賽銭箱、お供え物のスペースになっている感じです。

背後を通過しているのは、富山地方鉄道不二越線です。

 

軌道線は直前までは複線なのですが、停留場部分は単線になっています。

左側の不二越線はこの南富山駅で終点。これより先は上滝線に名称を変えて、立山方面にアプローチします。現在は富山地方鉄道の路線のひとつですが、路線を初めて敷設したのは雄山鉄道で、立山電気鉄道→富山県営鉄道の遍歴を経た後、戦時中の交通統制令で富山電気鉄道を母体とした富山地方鉄道に合併します。立山線として機能しますが、後年に旧富山電気鉄道が合併前に整備を進めていた、寺田駅分岐の立山方面の路線が完成すると、南富山駅、上滝駅回りを中止して、立山線の名称をそちらに譲って、現在の不二越、上滝の路線名称に変更されました。

軌道線も元は富山軽便鉄道を始祖とし、富山市営鉄道を経て、統制令により富山地方鉄道の仲間入りした形です。いわば、私鉄乱立のエリアだったのです。

 

不二越線の観察をしています。かつての主要幹線と言う雰囲気はありませんが、踏切の設備は異様に仰々しい印象です。

 

それでは、横断地下道を経由して、南富山駅前停留場に近づきます。