列車がやって来ます。
非電化の鉄道なので、柱や電線の類いはありません。信号や通信のケーブルなどは、線路左側の木々の根元付近に通されています。
単行のディーゼルカーがのんびりと入線して来ました。かつて、兵庫県の三木鉄道で活躍していたミキ300形で、カラーリングもそのままで、使用されています。
定位置にしっかりと停車。勝田方のドアだけが開きます。しかし、駅に居るのは私だけですから、乗降客の姿はありません。約40秒停車で発車して行きました。
阿字ヶ浦駅に立ち寄ります。数年先には、此処から、国営ひたち海浜公園のメインゲート付近まで、路線が延伸される事が承認されていますので、工事の進捗状況を確認です。
画面奥の木立を突き抜ける感じで、線路は延ばされる事になっているんですが、まだその気配は微塵も感じられません。高田の鉄橋駅の取材時も、阿字ヶ浦駅には立ち寄っているんですが、その時とほぼ変わらない様子でした。
新しいコンクリート製枕木も積まれてはいますが、これは路線延伸用と言うよりは、既存のものを取り替える程度のボリュームですね。
かつての車両が、この場所に静態保存されているわけですが、しっかりと化粧直しされていました。以前に訪れた時は、潮風に晒されてボロボロだったんですが、輝きを取り戻していました。
ひたちなか開運鐵道神社と言う形に、ショーアップされていました。古レールを利用した鳥居は、どうやらイルミネーションが出来るようになっているようです。
延伸工事が本格化した際には、その様子も観察していきたいと思います。